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「オレ言ってないです、言ってねぇ!よく、んな嘘が言えたモンだなあ!?」
「ウソじゃないわい!!言った!!この人間が悪魔を殺せと言ったんじゃア!!本当じゃあ!!」
「コワっ!?はあ〜!?マキマさん!A!この悪魔嘘つきですぜえ!?」
「逮捕だ逮捕!!嘘なんとか名誉なんとか罪で逮捕だテメエ!!」
「違う!こいつがヤレっていったんじゃ!悪魔は嘘をつけない!嘘をつくのは人間だけじゃ!!」
「んな設定ねーよ!!テメエが証拠だバ〜カ!!嘘糞野郎がよお!!」
「人間は汚い嘘をつく!ワシはヤレって言われたんじゃ!!」
「ワシとかなんじゃとかキャラ作りやがってよお!!気持ちワリィなあ!!」
「…うるさっ…」
二人はやったやってないの言い合いで二人とも必死だから声を荒げていて正直めちゃくちゃうるさい。私はうるさいのが大の苦手だ。
前の世界だってうるさくなるような人数では絶対に遊びに行かなかったし。
「静かにできる?」
マキマちゃんのその一言によりさっきまで騒がしかった二人がすんと黙り、パワーはまた顔を青く染めた。
「でっできるっ」
「ああ……!?」
「偉いねパワーちゃん正直どっちが足を引っ張ったとかはどうでもいいかな。私は二人の活躍を見たいんだ。」
「私も〜!二人が悪魔をあっという間に倒すとこみたいな〜?」
「私たちに活躍見せられそう?」
「みせ!みせっ見せるっ」
すごく怯えた様子でそうパワーは答えた。
マキマちゃんからもう今日の仕事は終わりだから帰ってもいいよと言われ帰宅した。
玄関で雑に靴を脱ぎ上着を脱いだ。リビングのソファの上に脱いだ上着をまた雑に投げ捨て寝室に向かった。
ベッドの前に来ると倒れこむようにベッドに沈んだ。
今日の朝あんな嫌な夢を見たというのに、1日が濃すぎてすっかり忘れていた。1週間分の疲労だよ。
ヴウと音がしてズボンのポケットを漁ると携帯にメッセージが届いていた。
そうだったマキマちゃんに連絡手段がないと不便だからと渡されたんだった。
マキマちゃんからのメッセージで明日は早川君のメインに特異4課として動いてもらうとのことだった。
これから毎日こんな感じなのか、なんだかめんどくさいなあ。とりあえず分かりましたと返信した。
携帯を閉じてふと思った。
「あ、私ご褒美まだだ。まいっか。」
マキマちゃんが忘れてるとしたらただの図々しいやつになる。
とにかく、めんどくさくならないうちにとシャワーを浴びた。
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? - 救済…!天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…!?ありがとーございます…! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ!そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます!! (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので!! (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうひ | 作成日時:2022年11月22日 23時