81、卒業 ページ2
「それでは修行の成果を見せてもらいましょうか」
ウイングさんはそう言ってコトリとテーブルの真ん中に葉っぱを浮かべたグラスを置いた。
水見式の修行を始めて4週間。長かった修行がこれでやっと終わる
4週間もの間、日に日に大きくなる葉っぱを抱えてゴミ捨て場に捨てに行ってたから“葉っぱ女”として有名になってしまった。
まぁ、葉っぱゴリラにならなかっただけマシだと思う
「では、まずはじめにゴン君から」
「はい！」
ゴンは元気よく返事をしてグラスを手で覆った
目をつぶって意識を集中させ、カッと開き練をする。同時にたくさんの水がグラスから溢れ出した
4週間前とは天と地の差だ
『これで水不足の問題は解消されたね！でもテレビの前の良い子は水は大切に使おうね！』
「次はキルア君の番です」
『おおっと、コメンテーターのウイングさんは無視という卑劣な手段をとってきました。しかしAは負けませ_______すみませんでしたぁああ！！！』
ちょっと、あのお兄さん笑顔でめっちゃ腕にオーラ纏ってこっちに向けてきたんだけど。
これ以上騒ぐんなら殴りますよ？的な心の声が聞こえてきたんですけど。何ですか？これも念能力ですか？
「では、最後はAさんの番です」
『あ、今キルアが甘くした水を飲んでるのでちょっと待ってください』
「やりなさい」
わかりましたよっと急いで水を飲み干したら変な所に入ってものすごくむせた。ウイングさんに可哀想なものを見る目で見られた
気を取り直してグラスに手をかざし、練をすると葉っぱはみるみるうちに大きくなって机を覆い尽くした
ウイングさんも「ほぉ」と感心してくれた。これで名誉挽回されたと信じてる
「まったく…大したものです。3人とも今日で卒業です」
「そしてゴン君、Aさん。裏ハンター試験合格おめでとう！」
『「え？」』
思わずゴンと顔を見合わせる。話によるとハンターというものは常に危険がつきまとうため、念の会得が義務付けられているらしい
ただ、表の試験でそれをすると念の情報がひろがってしまうので合格した人だけが裏ハンター試験を受けることができるのだ
なんてことだ
『じゃあハンターやる気のない私は修行をする必要はなかったんだ！』
「いや、やれよ！」
キルアに思いっきり突っ込まれて修行ターンは終わった
“卒業”
(卒業証書とかは無いんですか？)
(ありません)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (
レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます！！光栄でございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い！笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：亜美
| 作成日時：2015年5月2日 10時
