82、自動販売機にて ページ3
『くっそー…あの時必殺技使ってれば勝てたのになぁ！』
ぶつくさ言いながら天空闘技場の廊下を歩く。目指すのは自動販売機。
それもこれも、キルアと私どっちが飲み物買い行くかゲームで決めようという賭けに負けたからだ
念の修行も終わりゴンは天空闘技場に来た目的(ヒソカさんを殴る)を果たすために今日ヒソカさんとの試合を入れたのだ
私達はその応援だ。
いやぁ、ヒソカさんと戦うなんて普通恐れ多くてできないよ
と言いつつも、ハンター試験の時ヒソカさんと戦ったけど。服を溶かしたりしてしまったなぁ……ま、もう時効のはずだ
『さてと、何飲もうかな〜』
コインを入れて目的のボタンに手を伸ばす。
すると、突然後ろから腕が伸びてきてピッとブラックコーヒーのボタンを押した
あれ、このお金入れたの私だよね？
地味な嫌がらせか、このやろう
何かやり返そうとポシェットを片手で探りつつ、ふと感じる違和感。
自販機についたままの腕が戻らない。当然私の身体は自販機と後ろの人物に挟まれているわけで
内心パニックになって固まっていると、耳元に聞き覚えのある声が響いた
「久しぶり❤︎」
独特の色気を含むテノール
振り向くとヒソカさんが口元に弧を浮かべて立っていた
『ヒソカさん、驚かさないでくださいよ！普通に出会っても驚くのに』
「それはどういう意味だい？」
『いたたたたた！！アイアンクローやめて！』
ギリギリと締めつけてくるヒソカさんの腕を抑えながら叫ぶ
いや、街中でヒソカさんに会ったら普通驚くよね？遠くで見かけてもさり気なくフェードアウトすると思う
「Aも強くなったみたいだね♣︎」
ヒソカさんはそう言うとニッコリと笑った。そうだ！今の私は裏ハンター試験に合格してるんだ！
『ふっふっふ、実は凝もできるようになったのだ！これでヒソカさんのバンジーガムも回避できる』
「それはよかった♠︎」
でもさ
「見えたからって回避できるわけじゃないよ？」
『え？』
そう言うとヒソカさんはバンジーガムを発動し
私にくっつけた
それを引っ張るとムニョーンと伸びる。まったく切れる様子がない
『…あ、見えてもとれませんね。これ』
「Aのそういう馬鹿な所、可愛くて好きだよ❤︎」
『褒めてるんですかね？それ』
“自動販売機にて”
(バンジーガム。なんて迷惑な能力なんだ！！)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (
レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます！！光栄でございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い！笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年5月2日 10時
