第３７松 ページ40
帰ってきたのはトド松。
ほろ酔いのAはその顔に気付かず、まだカラ松の名前を覚えるのに必死だ。
「おかえりトド松〜」
「ちょ、酒くさ…！てか何やってんの！？」
戸惑うトド松に、おそ松兄さんが歓迎会〜とつぶやく。
トド松はへぇ、と言ってこたつに入る。
「からまちゅ」
「カラ松」
「からまちゅ」
「やばい天使！！！！」
なんてやり取りしてんだ…。
酔ったAはろれつが回らず、カラ松の名前がちゃんと言えていない。
その言い方すらかわいい。なんなんだ死ねクソ松。
「ねぇ、Aちゃん」
「んぅ、とおまつー！」
「トド松ね。…Aちゃんにプレゼント」
トド松のその声に、全員が振り返る。
酒で顔を赤くしたAの首にかけられたネックレス。
ハート形の、いかにも女子って感じの。
「僕から。もうすぐクリスマスだしね」
にこっと笑うトド松。
…気に入らない。
「かあいい…」
Aは、首元のそれを見て喜んでいる。
その笑顔を見て、全員が可愛い可愛いと言い出す。
俺の腹の中にはどす黒い何かが生まれる。
酔った状態で、こてん、と眠りについたA。
おそ松兄さんが手を出そうとしてチョロ松兄さんがそれを止める。
眠ったAを抱き上げて、俺のところに連れてきた。
「はい一松。A寝ちゃったから」
「なんで俺…」
「一松が一番安心するだろ？」
膝の上で眠るA。
その頭をなでてやると、気持ちよさそうに擦りついた。
視線を感じて横を見ると、複雑そうなトド松の顔。
目があった瞬間に逸らされて、カラ松たちのほうへ行く。
「いち…ま、つ…」
…そう言ってへら、と笑うAが可愛くて。
誰も見ていないのを確認して、Aの頬にキスをした。
あぁ、俺も酔ってるんだ。
Aに。
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ピエロ - ヤバい。この一言に尽きます。 (2016年1月31日 14時) (
レス) id: f72c683019 (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ﾐ - ﾔﾊﾞｯ!!猫耳夢主とかﾁｮｰ↑萌える (2016年1月15日 23時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
無音 - おいしい( (2016年1月6日 2時) (レス) id: 274463ee26 (このIDを非表示/違反報告)
カノLOVEにこにー - え、めちゃくちゃ神作( ・_・ )更新頑張ってください!! (2016年1月5日 9時) (レス) id: 694daa01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっち - わぁああああ////一松ヤバイです大好き！！トド松も好きだぁ〜！更新頑張って下さい！ (2016年1月5日 1時) (レス) id: ee1b30da71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せいや
| 作成日時：2015年11月15日 15時
