【おそ松さん】猫が人間になったんですけど【一松】

【閲覧注意】ちょっとえっちぃ番外編 ページ29

猫には性感帯があると聞く。
尻尾の付け根、耳。
A人間化して、もうすぐ１週間がたつ。
窓の外をぼーっと眺めているA。






触ってみたいと思ったのは、つい最近のこと。
前におそ松兄さんが触って怖がらせてから
触れてみたくても触れられなかった。
怖がれせたくなかった。






けど、俺も男。
相手は猫だけど…体は人間。
どういう反応をするんだろうか？
人間と同じような感じなのだろうか？






触れてみたいという欲求が、次第に強まっていた。






「A」







名前を呼んで、近付く。
いつものように振り返り、尻尾を振りながら抱き着いてくる。
十四松みたいにすごい勢いで抱き着いてくるから、いつも倒れそうになるんだよね。
…まぁ、今日は逆だけど。







「…わ、いちまつ、おもい」
「うん」






抱き着いてきた衝動でそのまま腕を掴み、床に押し付ける。
体を倒したAは、笑ってはいるものの、頭にハテナマークを浮かべいる。
あぁ…可愛い。







「いちま…っ、ひん」






ゆっくりと、耳を撫でる。
Aの背中が跳ねて、小刻みに震えている。
へぇ…ほんとに性感帯なんだ。







「やー…いちまつ、や」
「やじゃない」
「やー！…っひぅ」






ふぅっ、っと耳に息を吹きかけてやると、体がﾋﾞｸﾝと跳ねた。
それと同時にAの顔がどんどん赤くなっていく。
俺はそれを面白がって、顔を近づけた。






「やぁ、あ、」
「へぇ…、やっぱり感じるの？」
「あ、ぁ、ひん…っ」






片方で尻尾の付け根を撫でて、耳を甘噛みする。
猫相手に何やってんだって馬鹿みたいだけど。
そのたびに過剰に反応を示すAが可愛くて可愛くて。







「…ねぇ、繁殖させる？」
「へ……？」







ニヤリと笑って耳を舐めると、一層高い声を出した。
あー、興奮する。
おそ松兄さんたちが帰ってくる前になんとかしないとな。







顔を真っ赤にして声を出すのを我慢しているA。
素直に感じればいいのに、耳も尻尾も丸めて抵抗してる。
でも、触れるたびに熱を帯びているのは確認済み。






「んんんー…や、」
「なに」
「っうぅうぅ…あ、ぁ」






擦るようにして尻尾を逆撫でれば、ぞくぞくと体を震わせる。
あー…今の顔は反則ね。






「…おしまい」






もっと触っていたかったけど、誰かが帰ってくる予感がした。
す、っとAから離れると、Aは泣きそうな顔。






猫相手に盛った俺って、もう重症。

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