第17松 ページ18
洗面所のイスにAを座らせて、大人しくするように促す。
Aはなんの抵抗もせずに椅子に座った。
絆創膏と、なんとなくあったから持ってきた軟膏。
これで少しはマシになるだろう。
塗るからな、と呟いてからAの肌に触れる。
繊細で、細くて白い。
力を込めればすぐに折れてしまいそうな足。
右足の太ももにできた小さな傷に軟膏を塗る。
冷たかったからか少しだけ体が震えたけど、声は出さずに我慢していたようだ。
そこから薬を塗り進めて、だいたいの傷に塗り終えた。
あとは、大きな傷に絆創膏を貼っていくだけ。
大きな傷は3か所。
左腕と、右足首と、……耳。
「…触るけど、平気?」
「うん!」
さっき、おそ松に触られて怖がってた耳。
それもあって、少し躊躇っていた。
触ることで、また嫌な思いをさせないだろうか、と。
「いちまつならいいよ!」
Aが、そう言って笑った。
その笑顔で、俺は躊躇いをなくした。
「ん…っ」
薬を塗って絆創膏を貼るだけの作業だけど、
耳はやはり、他とは違うらしい。
触れた瞬間にぴくんと体が跳ねた。
「…少し我慢して」
「うん、う…ん、っ」
深い傷だから、念入りに。
そう思ってやっていたけど、
気持ちいいのか、尻尾をたてて震えるAが可愛くて。
(少しの悪戯心)
終わった、と告げるとAは笑った。
少し赤みを帯びた顔で。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
わーい、書いたばっかなのになんか
わーーーい
無重力スパイラル!
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ピエロ - ヤバい。この一言に尽きます。 (2016年1月31日 14時) (レス) id: f72c683019 (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ミ - ヤバッ!!猫耳夢主とかチョー↑萌える (2016年1月15日 23時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
無音 - おいしい( (2016年1月6日 2時) (レス) id: 274463ee26 (このIDを非表示/違反報告)
カノLOVEにこにー - え、めちゃくちゃ神作( ・_・ )更新頑張ってください!! (2016年1月5日 9時) (レス) id: 694daa01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっち - わぁああああ////一松ヤバイです大好き!!トド松も好きだぁ〜!更新頑張って下さい! (2016年1月5日 1時) (レス) id: ee1b30da71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せいや | 作成日時:2015年11月15日 15時