【おそ松さん】猫が人間になったんですけど【一松】

第１６松 ページ17

Aに、ここで待っててと言い、居間に戻る。
その場にいたチョロ松兄さんに近付いた。






「絆創膏とか、ある」
「けがしたの？一松」
「…俺じゃない、Aの」






そういうと、チョロ松兄さんは台所へ向かった。
少ししたら戻ってきて、手には絆創膏の箱。
何枚か入ってるはずだから、と笑顔で渡してくれた。






チョロ松兄さんがいてよかった。
小さく感謝しながら、洗面所へ戻った。



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「あああああ一松兄さん！！！」
「…トド松、なにして…ちょ、A」
「いちまつー！！」






洗面所へもど…っていた時だった。
トド松に名前を呼ばれて急いで角を曲がると、
Aの今にもずれ落ちそうなバスタオルを片手でおさえているトド松の姿。
たぶん、Aが洗面所から抜け出したところを運悪く…いや、






こいつらにとっては、運よく、か？






「…勝手に出たらダメだろ」
「いちまつ！いちまつー」
「びっくりしたぁ…。もう、Aちゃんって大胆だね？」
「いいからお前はどっかいって…」






トド松は女の扱いに慣れてるから、すぐこういうことを言う。
とりあえずAのバスタオルをぐいっと上まであげて、洗面所へと逆戻りした。

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