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第41松 ページ44

トド松side






Aちゃんを抱えて寝室に入る。
敷いてある布団にゆっくり降ろし、その横に座る。
Aちゃんは眠そう。
首がかくかくしてるし。


でも、どうしても聞きたいことがあった。


「Aちゃんさ、一松兄さんとなんかした?」


Aちゃんは、首をかしげる。
あぁ、可愛いなぁ。


別に、そんな気があったからとかじゃないんだ。
変に一松兄さんがニヤけてたから、とかでもない。
ただ、Aちゃんの口から言えることってあるのかな、って。


Aちゃんが意識して、やったことってあるのかな。


「ちゅー、してもらったよ」


そう言ってへらぁ、と笑うAちゃんの顔は赤かった。


あぁ、一松兄さん。
やっちゃったんだね。
猫でも、ちゅーを理解してるんだよ。


僕って、バカだよね。


もうその可愛い唇は、血の繋がった兄のもの。
不思議そうな顔をしてこっちを見つめる君。
ねぇ、僕さ、初めてだよ。


一日だけ遊んだ女の子が、街で別の男とキスしていた。
別に、そんなもんだよねって思った。
少し続いた子でも、別れた後はほかのやつと何しようがどうでもよかった。


僕に見せつけるようにキスをするやつもいた。


そのたびに、バカなやつ、って思ってた。
僕はそんなので嫉妬するような奴じゃない、って。




なのに、いますごく嫉妬してる。




「…Aちゃん」
「とどまつ!」


君のその目に、僕を映すのは無理ですか?





「僕で、上書きしてもいい…?」

第42松 ※微裏注意→←第40松



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ピエロ - ヤバい。この一言に尽きます。 (2016年1月31日 14時) (レス) id: f72c683019 (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ミ - ヤバッ!!猫耳夢主とかチョー↑萌える (2016年1月15日 23時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
無音 - おいしい( (2016年1月6日 2時) (レス) id: 274463ee26 (このIDを非表示/違反報告)
カノLOVEにこにー - え、めちゃくちゃ神作( ・_・ )更新頑張ってください!! (2016年1月5日 9時) (レス) id: 694daa01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっち - わぁああああ////一松ヤバイです大好き!!トド松も好きだぁ〜!更新頑張って下さい! (2016年1月5日 1時) (レス) id: ee1b30da71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せいや | 作成日時:2015年11月15日 15時

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