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ここ鳴禽楼は鳥の妖怪が多く、その周りに住む者たちもそういった種族が集まっている
つまり何が言いたいのかというと
行「うーん愛らしい寝顔ですね、写真を現像しなくては…あ、結婚すればいつでも見れるんでしたね。ほら、朝ですよー、早く籍を入れに行きましょう？」
『うるさい。』
行「そりゃあ鳥ですから、朝はさえずりますよ」
『さえずりとは一体……。』
朝は外からも内からも、鳥のさえずりが騒がしい。
外のさえずりはまだ癒やしとして受け取れる範囲ではあるのだが、真横の大型野鳥は疲労の根源である。
一応僕も鳥類に片足を踏み入れる立場ではあるが、朝は苦手で仕方がない
『学校…あ、物怪庵……ぬぅ…』
行「…また人間の輪に戻るんですか？もう少しいましょうよ」
『妖力は戻った…妖怪じゃ無いとどうにもできないことだってある。』
行「…そうですか」
悲しそうに目を伏せる行ちゃんが視界に入る
その顔には心配の色も見えた気がした
大きな伸びをしてソファーに移動すると行ちゃんも遅れてやってくる
行「髪、僕がしましょうか？」
『うん』
ぼやける視界の中でスマホを使ってイツキに連絡すると、直ぐさま返事が帰ってきた
昨晩、泊まることを言い忘れていたのでかなり怒っている様だ
『いつにも増して不機嫌…別れ際の立のせいかな』
行「あの人はまた何かしでかしたんです？」
『…禁句を少し』
行「ああ…。」
納得したように頷く行ちゃん
できましたよと鏡を持ってきて僕の前に置いた
高い位置で結われたポニーテール
何時もはサイドに流して三つ編みにしているが、たまにはこう言うアクティブな髪型も良いかもしれない
気に入ったように鏡の角度を変えて、そこに映ったポニーテールを眺めていると物怪庵を繋いでイツキがやってきた
晴「随分と機嫌がいいな」
『イツキこそ随分と不機嫌』
晴「誰のせいだ、誰の。」
僕から鏡を取り上げると、Aが世話になったなんて行ちゃんに言う
何その保護者みたいな言い方…
みるみる下がる気分は行ちゃんも同じなようで、イツキとの会話を眉間に深くシワを残しながら話していた
行かせたくない行ちゃんと物怪庵の手伝いに連れて行きたいイツキ。
決めるのは僕だから二人が争ったって意味はないのだけど……
仲裁に入る僕
高く結んだ髪がふわりと揺れ動いた
しかし、心は揺れ動かない。
僕はまだもう少し人間と関わりたいんだと。
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氷夜猫(プロフ) - 凛歌さん» 返信が遅れて大変申し訳無い！;;暖かなコメ有難う御座います！まだ見ていて下さるのならばこれからも何卒宜しくお願いします！ (2017年10月15日 10時) (
レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
凛歌 - 友達から勧められて読んでみたんですが、とても面白かったです！更新頑張ってください！！(^^)y (2017年8月8日 16時) (レス) id: bd63f33454 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - 翔也さん» 暖かなコメントを有難う御座います！確かにあまり知られてないですよね…そのお気持ち分かります(´ー｀*) (2017年5月20日 15時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - モノノケ庵なのじゃぁぁぁぁ！！面白いです！更新頑張って下さい！僕の周りにモノノケ庵知ってる人少なくて悲しい. : * ~ * : . _ . ( 寂 ´ ・ ω ・ ` 、 ) ｼ ｮ ﾎ ﾞ ﾎ ﾞ ﾎ ﾞ ｰ ﾝ (2017年5月12日 7時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷夜猫 x他1人 | 作成日時：2017年4月1日 8時
