検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:124,753 hit

敦の入社試験_参 ページ14

これから敦に初仕事をさせようと探偵社に行く途中、一歩後ろを歩くAの携帯が鳴り出し二人は振り返る


貴『…おはようございます国木田さん。ご用件は__

国「太宰はどこにいる!?!?」


キーンとなる程の大声にAは反射的に電話を切ってしまう
そしてしばらく見つめるとポケットに押し込む


敦「凄く焦ってましたけど大丈夫ですか?」

太「なァにいつものことだよ」

敦「ええっ!?…いつもこんな感じなんですか?」


平然としているAと先程の太宰の様子を見て敦の中で探偵社とはこういうモノなんだと偉大なイメージがパラパラと崩れてきている


貴『おかしな人が多いですからね……』

太「さて探偵社に行こうか、国木田君もお呼びだしね」

敦「そうですね」


再び歩き出した3人
Aは探偵社の話をする二人の後ろを歩きながら周りを見渡す

ちょうど町の見回りも仕事の一つなので都合が良い

町は笑い声や手を繋ぎ歩く親子など楽しそうで幸せそうな顔をした人達が沢山歩いていた


貴『………』


町を歩く人達がとても輝いて見える

自分の父と母はもう居ない
代わりとなる人物は居るがもう二度と会いたく無いものだ…


貴『はぁ…』


昔の事を思い出しため息を漏らす
その時、先程の電話と同一の声が響き渡った


「ここに居ったかァ!この、包帯無駄遣い装置!」

敦の入社試験_肆→←敦の入社試験_弐



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:太宰治 , 文スト , 氷夜猫
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

氷夜猫(プロフ) - 桜ノ莟さん» 初めまして、つまらない作品でしたらすみません…;;頑張りますので作品共々よろしくお願いします! (2016年5月29日 12時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ莟(プロフ) - はじめまして!まだ回覧していませんが、私と同じ名前だったので気になっちゃいました!(笑)頑張ってください^^* (2016年5月28日 21時) (レス) id: efe29be1c1 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - ニャリルさん» どーも! (2015年8月25日 16時) (レス) id: 48665d6b6f (このIDを非表示/違反報告)
ニャリル - ちわーっす← 文豪(?)知らないけど来てみたw← (2014年12月30日 16時) (レス) id: 2fedc1766c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:氷夜猫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cat910  
作成日時:2014年12月20日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。