君がいるだけで 2-9 ページ9
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A「…何かあったんですか?」
涼太「大丈夫ですよ」
A「でも」
裕太「あれっすよ、ただの焼きもちですよ」
A「焼きもち…?」
龍友「そ、小学生によくある好きな子をいじめてまうパターン」
涼太「それな」
A「…私…佐野さんと話してきます」
亜嵐「行って何を話すの?」
出て行こうとするAの手を掴む
A「さっきのこともあるし….ちゃんと謝らないと」
亜嵐「行かなくていいよ」
A「………」
亜嵐「Aちゃんが謝ることなんてない」
A「でも」
メンディー「行かせてあげたら?」
亜嵐「メンディーくん…」
メンディー「玲於のことだからさ、一対一にならないと話せないこともあるだろうしさ」
亜嵐「…確かにそれは一理あるけど」
Aを掴んでいた手が緩む亜嵐
メンディー「Aちゃん、玲於のことよろしく頼みます」
A「はい」
亜嵐「………」
ガチャ、バタン
亜嵐「………」
メンディー「亜嵐といい、玲於も相当Aのこと気に入ってるねー」
亜嵐「え、俺?俺は別にそんなんじゃ…///」
隼「またまたまたまたー顔赤くしちゃってー」
龍友「あの感じ、男はみんな好きやろ」
裕太「普通にかわいーな」
龍友「ね」
涼太「それにしたってここまで玲於が人に絡んでいくとこ初めて見たけど何かあったんですか?」
メンディー「まぁ、簡単に説明すると…こないだ仕事終わりいつも通り玲於と俺んちでゲームしよってなって」
龍友「ほお」
メンディー「それでそのあと廊下でAちゃんに会って」
隼「いたね」
メンディー「隼が龍友に確保された後に玲於がAちゃんを誘って」
涼太「めずらし」
メンディー「結果3人でうちで飯食ってゲームして、俺が目覚めた時には2人は仲良しっていう」
涼太「それで今日俺とAさんが仲良く話してるとこをみてイライラしてあんな態度をとったと」
隼「子供か!」
メンディー「それにしてもあれは相当気に入ってるとみた」
亜嵐「だからってあんな風にAちゃんを傷つけていい理由にはならないでしょ」
涼太「まぁね…」
龍友「結局自分でもどうしたらええのかわからないんやろ」
裕太「恋ってやつやな」
亜嵐「………」
隼「くぅーいいねー!青春だねー」
亜嵐「………」
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作者名:mimi | 作成日時:2021年2月4日 2時