お人好し彼女は愛されます

俺が幸せにする ページ18

※年齢19歳 同い年 設定
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一郎side


俺はAが好き。一方的な片思いだ

依頼しに来た時に出会った

歳が同い年ってのもあって直ぐに仲良くなり

Aはすごく笑顔で可愛いくて

いつしか心を奪われていった


『一郎に相談したいことがあるの』

「なんだ？」

『実は･･･好きな人が居てどんな感じで告白すればいいか考えているんだ』

「ｯ…そ､そうか」


Aにも好きな奴がいても可笑しくねぇよな

こんなこと思うのは本当に最低かもしれないが

応援したくない･･･がAの為と思って


「ここは素直に好きだってストレートに伝えれば良いんじゃないか？」

『ストレートに･･･うん､分かった！やってみるよ』

「頑張れよ…A」


我慢だ､俺は長男。男なんだぞ

こんな事で泣いたら情けねぇだろ！

自分の頬を叩く。気持ちを切り替えないと



あれから､Aがどうなったのかまだ分からない

もしかしたら付き合ったのか･･･。

街中を通った時､Aと出会った


「A？」

『一郎･･･』

「どうしたんだ？」


いつも明るかったAが暗かった


『ダメだった…好きだって伝えたけど…フラれちゃった』


無理して笑うAに力いっぱい抱き締めた


「泣いてもいいんだぞ…A」

『ｯ………ﾋｯｸ………一郎』


泣くAを抱き締めて慰めた


「少しは落ち着いたか」

『うん…ありがとう…』

「A」

『なに…？』

「あの男の事なんかもう忘れるんだぞ」

『…うん…忘れたいけどまたふと…思い出したら…どうしよう…また泣いちゃいそう』



「大丈夫だ､俺がアイツの事なんか忘れさせる

Aを幸せにする

俺と付き合ってくれないか？」

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