お人好しな彼女は好かれます

お人好し彼女と警察官とヤ○ザ ページ4

Aside


『銃兎さん､お勤めご苦労様です』

銃「Aさん。ありがとうございます。今日はなんの御用でこちらに？」

『海を見に来たんです』

銃「それでしたら､私が案内しましょうか」

『良いんですか？ありがとうございます』


優しいな銃兎さんは


銃「(貴女は可愛らしいので他の男に狙われないように私が見ていなくては)」



『銃兎さん､お財布落ちてましたよ』

銃「(この財布･･･)」

『急いで交番に･･･あっ､銃兎さんが居るので銃兎さんに渡します』

銃「まずは中身を確認し､ガメてから届けましょう」

『･･･警察がそんなことしていいんですか』

銃「冗談ですよ」


銃兎さんが言うと本当に聞こえてきて怖い


『この財布の持ち主さん。困っていますよね』

銃「えぇ､イライラしながら探しているでしょう」

『確かに落としてしまったら何も買えなくなりますもんね』

銃「あそこにいる彼の様に」

『？･･･左馬刻さん？』


左「ﾁｯ…どこに落ちたんだよ！」


イライラしながら何かを探している


左「あ？Aとおまけのうさポリ公か」

銃「おまけは余計だ」

『左馬刻さん､何かを探しているんですか』

左「財布を落としてしまったんだよ」

銃「これですよね」

左「それだ。てめぇ中身は取ってねぇだろうな」

銃「今日はAが居たので取ってません」


私が居なかったら取ってたの！？

財布･･･落とさないように気を付けよう


左「この財布拾ったのはうさポリ公か？」

銃「違いますよ､Aです」

左「A。拾ってくれた礼にどっか食いに行くぞ」

『いいですよ！そんな』

左「ほら､行くぞ」


半強制的に連れて行かれたお高そうなお店に

どれも値段が高くて頼むに躊躇してしまう


左「俺様が払うんだ。食いたいの頼め」


うぅ…安めのを頼もうかな


左「気ぃ使うな。Aの為ならなんだっていいぜ」


左馬刻さん､カッコイイ

そんな所もあるから好かれるんですね

付き合っていたらきっとキュンキュンしているに違いない

どれも高かったがとても美味しかった



左「これで少しは俺様の事が好きになったかもしれねぇな」

銃「さぁ､それはどうでしょうね。まだ完全に落ちた訳じゃないので分かりませんよ」


左「Aは俺様の女にする」

銃「奇遇ですね､私も同じ事を思っていました」


静かにバチバチとなっていた

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