お人好しな彼女は好かれます

お人好し彼女と漫才師 ページ17

簓side

やぁやぁ､どうも。白膠木簓です

いやぁ､アイツのあがり症は変わらんなくて

カクカクやった


終わった後､気になって行ったんや

そしたら、Aちゃんがおったんや



簓「Aちゃーん」

『簓さん！』

簓「蘆笙の奴どしたん？」

『1人にさせて やって』


Aちゃんの大阪弁可愛ええな


簓「そうか･･･。なら1人にさせとくか」

『大丈夫でしょうか』

簓「大丈夫やって､また元気になるで」

『･･･』


蘆笙の奴羨ましいな

こんなにもAちゃんに心配されてるってのにずるい奴やな


簓「ほんなら､どこか食べに行かへん？」

『･･･そうですね』

簓「ほな､行こか」

『はい』


Aちゃんを連れて行こうとした時


蘆「何してん？」


タイミング悪いねんな･･･。


『蘆笙先生！大丈夫ですか』

蘆「少し落ち着いた」

『誰にだって失敗はあります
いつまでも落ち込んでても前には進みません』

蘆「･･･Aちゃん」

『あっ､一緒に食べに行きましょう！良いですよね､簓さん』

簓「え？あ･･･ええで」

蘆「せやな･･･いつまでも落ち込んでてもしゃあないよな」


元気になって良かったが･･･せっかく

Aちゃんと2人きりになれると思ったんのに

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