お人好しな彼女は好かれます

お人好し彼女と嘘つきとギャンブラー ページ6

幻太郎side

初めまして､拙僧は波羅夷 空劫と申します

え？違う？それは別のディビジョンの人のって

えぇ､そうです。嘘ですよ


小生は夢野幻太郎。しがない小説家

今､目の前にいる2人の男女の様子を見ているんです。一緒に見てみましょう

あそこにいる､青髪の男性と女性

2人は付き合っていません

友達といった関係でしょう

青髪の男性が土下座しました

あれはきっとお金を集っていますね

可哀想な女性。彼女はとても優しくお人好しなのですぐに貸そうとします

青髪の男性は返すことはしないと思うので

ここは小生が助けましょう


『いくら位が良いですか？』

幻「A」

『幻先生』

幻「彼に貸してしまえば最後金ズルとして一生彼にお金を貸さなくてはいけませんよ」

『え！？そうなんですか』

帝「ちげぇよ！んな事するわけねぇから本気にするなよA！」

幻「おや､てっきり彼女のことは金ズルとして思っていたのかと」

帝「そんな事1度も思ってねぇ寧ろ…」

幻「寧ろ？」

帝「なんでもねぇよ」


顔が赤いですね､わかっています


寧ろ 好きだとしか思ってない と言いたいんでしょう

小生も同じですので分かるんです

ライバルが多くていつか取られるのではと思っています

早いうちに伝えなくてはいけませんね


『今から皆でどこか食べに行きましょう』


愛しき彼女から言われたので小生はこれで

またどこかでお会いしましょう

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