お人好しな彼女は好かれます

お人好し彼女とイケブクロ ページ2

Aside


今日は一郎達と会う約束をしていたので

行かなくては


「そこの綺麗なお嬢さん」


「ちょちょ…お嬢さん､貴女ですよ」

『あっ…私ですか？』

「そうそう､綺麗なお嬢さん」

『私は貴女の思う程綺麗なお嬢さんでは無いかもしれませんよ』

「十分貴女はお綺麗ですよ」

『はあ､私に何か用ですか？』

「お嬢さん綺麗だから､うちの店で働きません？」

『いえ､そういうのは』

「人材が足りなくて困っていて､このままでは営業できなくなって」

可哀想に思えてきた


『私でよければ「A」あっ､二郎君』

二郎「早く行くぞ」

『え？あっ､ごめんなさい。また今度』

二郎君に手を引かれその場をさった


『お店･･･大丈夫かな』

二郎「あんな事言ってたけど嘘だぞ」

『え？嘘なの！？』

二郎「あの店で働くってなったら何されるか分かんねぇぞ。ダチもあそこの店はやべぇって言ってからな」

二郎君が来なかったら私はあの店で何かされていたかもしれない


『ありがとう､助けてくれて』

二郎「お､おう…‼」

『良かったぁ､二郎君が来てくれて』

二郎「……」

『どうしたの？顔赤いけど･･･あ』

二郎「う､うるせぇ！早く行くぞ」

『待って！二郎君』

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