好きならセクハラすな【ヒプマイ】

【17】 ページ22

A視線

「………」

独「おはよう…Aってお前屍みたいになってるぞ」

「それは先輩でしょ」

独「うるさい」

会社行きたくねぇ…面倒…でも行かなきゃお金が…ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

独「子供みたいに暴れるなよ…」

「ズル休みして「やるなよ…やったら許さないからな」はぁい…」


先輩めちゃくちゃ怖い顔してる

それもそうですよね…私が休めばその分の仕事は先輩に行きますからねぇ…はい行きますよ

行かなければ無理矢理にでも連れて行かれそう


朝食作って、スーツに着替えて会社に

一応、簓さんの分も作って置いてきた


「朝からハゲの顔見なきゃいけないとかやだわぁ」

独「憂鬱になるよな」

「ですよね〜」

たまにはどこかストレス発散出来るようなことがあればいいのになー。

「このままカラオケにでも行こうかな…」

独「……(無言でヒプノシスマイクを構える)」

「うそうそ！じょーだんですよ、先輩」


やべぇ…危うく先輩に処されそうだった

怖ぇ･･･。


大人しくちゃんと会社に行き

仕事増やされながら･･･働きましたよ

定時になって、課長が来る前に猛ダッシュで退社しました

先輩？先輩は多分捕まったと思う。頑張れ！


「夕焼け･･･綺麗」

いつ見ても綺麗だ。紅く染ってゆく空を見ると

1日もあっという間だったなって何か切なくなる

「ただいま･･･あれ」

返事がないただのしかばねのようだ

ｺﾞﾎﾝｯ…仕事かな

テーブルに一枚の置き手紙が

【うちのアホがお世話になりました。このお詫びはまた今度する 盧笙より】

「あ…連れて行かれたんだね」

多分､帰って来ないから盧笙先生がまさかと思って来たんだろうね

駄々こねながら引きづられて行く簓さんの姿が思い浮かんで…ちょっと面白い

簓さんが居ないからシーンとしてる


「ちょっと寂しいね…」

(ぎゅぅ)

一「大丈夫だ。Aには俺が居る」

「また合鍵か…」

一「あぁ」

「警察呼ぶよ」

一「彼氏が警察に捕まっても良いのか」

「付き合ってないし彼氏でもないからいいよ」

一「酷すぎるだろ」


全く…ふふっ一郎のおかげで寂しさが和らいだよ

こういう所が好きかも

一「少しプクッとしたな。それでも好きだぜ」

「雰囲気ぶち壊しだな」

一「え？」


前言撤回

やっぱり好きじゃない

【18】→←【16】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す