僕の彼女を狙わないで

第１６話 対立 ページ20

Aside

一「この店めちゃくちゃ美味いんだぜ。今度"2人だけ"で行こうぜ」

『何で"2人だけ"の部分を強調するの？』

二「あっちの店も前にダチと行ったんだけど美味しかったんだ。Aが良ければ"2人"で来ような」

『君も"2人"を強調するんだね』

三「ここのお店､新装オープンしたそうですよ
よろしければ今度の"2人"で来ませんか？」

『うん･･･もういい』


兄弟揃って"2人"を強調する事がわかったから


『あれ？何であそこにMAD TRIGGER CREWのメンバーが』

一「･･･別の所行くぞ」


グイッと腕を引っ張られて別の所へ行こうとしたが気付かれた


左「何逃げようとしてんだ？この臆病者の一郎クーン」

ー「あ"？お前みたいな面を見たくねぇからだ」


うわぁ･･･めんどくさい事になってきた

今にもドンパチやりそう


『何で左馬刻さん達がここに？』

左「お前こそ､こんな所で何してんだよ」

銃「おや？この前会った彼氏さんは？」

『今日は私一人で来たんです､イケブクロにはお泊まりに』

理「それならヨコハマに来れば良いぞ」

『いやぁー。ヨコハマはまた今度』

左「俺様達がこんな所よりももっとイイところに連れて行ってやるよ」

『いや､大丈夫ですので』

左「ほら､行くぞ。A」

ー「そんな事させるかよ！！」


一郎がヒプノシスマイクを手にした


左「やんのか？面白ぇ」

左馬刻さんもヒプノシスマイクを起動した



これ以上は居られない



『･･･わ､私はこれで』

そそくさとここから逃げようとすると


銃「こら､待ちなさい！A」

二「A？」

理「どこに行くのだ､A」

三「Aさん！」


後ろで私の名前を呼ぶ声

振り向かずに走る


左「A！！待てや」

ー「A！！待ってくれ」


『こっちに来るなぁぁぁぁ！！』


荷物もって走る

せっかく泊まるつもりで来たのに

ホテルまで何とか巻こう！


──────────

十四「･････････」

「じ､十四？」

十四「･････････」

「やばいぞ！十四が何も話さなくなった」

十四「(1ヶ月もAちゃんに会えないんだ)」

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