アイドルは猫である２

猫来の正月 ページ22

さて一方。


バリバリ…

S「ミー♪ミー♪」

猫来が旅館の畳で爪とぎをして日頃のストレスを解消していると。



A「失礼しま〜す！わぁ〜かわいい〜猫番頭のマサキだよ〜翔ちゃん何して遊ぼっか」

S「ミッ(￣＾￣)」←猫扱いキライ

A「じゃあさ、せっせっせのよいよいする？」

めげないのが長所、猫番頭マサキ。

A「ほら、せっせっせ〜の♪」

無理やり猫来の手をつかむ。

S「シャー(*｀Д´*)」←もう一人にして欲しい

A「え〜じゃあまた呼んでね？」

しぶしぶ猫番頭が部屋を出ると

猫来がため息をついて、座布団に寝そべった。



その頃、大浴場では


M「ふぅ…デカい風呂いいなぁ〜翔も入れたらいいのに。…水入れる犬も飼おうかな」←コラ

S『松本さまぁ〜お湯加減いかがですか〜』

M「大丈夫です〜」

S『お背中、流しましょうかぁ〜』

M「大丈夫です〜」


ガラガラッ！


M(あ、No Thank you の意味だったのに)

S『セーラームーンッ！月にかわってお仕置きよッ！』←なんか変態乱入

「まぁ櫻井さんッ！何ですかその格好！」

S『え。セーラームーン…』

「言い訳は結構！松本様失礼しました！」


バタバタッ！


M(普通の人に見えたんだけどな〜翔、大丈夫かな？早く上がろ)




M「翔〜お待たせ〜って寝てるのか。」

潤が浴衣に着替えて部屋に戻れば、サングラスをしたまま座布団で眠る猫来。

M「ごめんね〜来年はどっか海外行こうね」


O「失礼しま〜す」

M「あ、結構です。」

O「へ？オイラは番頭じゃないよ？料理長だよ。晩ご飯、今日は鯛が釣れたんだけど、あっオイラが釣ったんだよ！でね、和食にする？洋食にする？洋食はね〜フランベの得意な料理人が別にいるんだ〜」

M「あ、和食で。この子の分も別にお刺身をください。」

O「わかった〜出来たら持ってくるね！」

M(つうか見事なタメ語…)



S「ニャ？」

M「あ、おっきした？ごめんね〜一人で」

S「ニャニャッ！ニャーニャー！」

M「(やっぱり変な人来たんだ)ごめんごめん。ご飯ね、鯛のお刺身だって」

S「ミー♪」



バタバタ…ッ！



N「ちょっと！私が持っていきます！」

A「なんで？担当俺じゃん！」

S『え、意味わかんない！俺が担当だもん！猫ちゃんにお刺身あげたい！』

O「オイラの釣った鯛だよ！」




M「……騒がしい旅館だね。もう帰ろうか」

S「ニャッ！(--#)」




一年の計は元旦にあり。

騒がしい年になりそうな猫来の正月であった。



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