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桃side
『お前ら、いい加減にしろ』
どんなに待っても痛みは来なくて
静かに目を開けると、そこには女性の手首を掴んで俺の前に立つ大好きな人の姿が
「りゅ…す、STAR!」
青「俺の彼女 傷つけるとか一生許さへんぞ」
片手は俺の肩を持ちながら阻止する姿は世界中の誰よりもカッコよくて見惚れてしまう
「ありがとう…((ボソッ」
小さな声で呟いたけど流星はチラッと俺の方を見て
青「遅くなってごめんな((ボソッ」
俺だけに聞こえるように呟く
小さく首を振れば軽く頭を撫でられて
青「俺の大切な彼女にこんなことしてお前らどうなるかわかってるよな?」
〔ど、どうなるって…〕
青「まずはここを出禁になることは言うまでもないやろ。それから他のバーにも俺から伝えれば出禁になるやろうなぁ」
感情の無い目で女性たちを見る流星
"出禁"という言葉に過剰に反応する女の人たちやけど、そんなに嫌なんかな…?
〔そ、そんなことして、もう二度と私を抱けなくなってもいいわけ!?〕
流星の言葉に1人の女性が反論しようとするけど
青「お前らのことなんて二度と抱くか。俺はコイツさえ抱ければ満足やねん。お前らの何倍も何百倍も、気持ちよくてかわええBBが居ればそれでええわ」
なっ…!!!!
俺の頭に手置きながら何言うてんねん!
「あ、あほ…//」
恥ずかしくて少し俯くと、"ふっ"と鼻で笑う声が聞こえて
青「安心して。他のやつなんて興味ないから。俺が愛してるのはたった1人だけやで」
耳元で囁かれる言葉に胸がキュンとする
そんな姿を目の前で見せられて腹が立ったのか
〔もうなんなのよ!!!!〕
〔ありえない。こんな男に私が負けるなんて…〕
〔いつかSTARは私が奪うんだから!〕
女の人たちは捨て台詞を告げてその場を離れていった
扉の奥へと消えたことを確認したら一気に緊張の糸が切れたのか
青「おっ…!大丈夫か?」
流星の方に倒れる身体
流星に支えられ、そのまま俺を包み込むように抱きしめてくれて
青「ほんまに遅れてごめんな。もっと早く来ればこんなことならなかったのに」
「ううん。大丈夫やで。もう慣れたから」
青「慣れたって、ここまでされたんは初めてやろ」
俺の頭を撫でながら優しい口調で話す流星
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まかろん(プロフ) - ぴぃさん» お返事遅くなり申し訳ございません…大好きと言って頂けてとても嬉しいです!皆様からのリクエストも書いていきますのでまだまだ更新は続きます!楽しみにしてもらえると嬉しいです☺️ (2022年12月4日 19時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - 大好き酒言葉ありがとうございます!これは合コンで何かありそうですかね?笑。また更新たのしみにしております! (2022年6月5日 15時) (レス) @page39 id: 943bf7da97 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 枸杞さん» お返事遅くなり申し訳ございません…了解致しました!作成する段階で決めさせて頂きます!! (2022年5月29日 16時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
枸杞(プロフ) - こんにちは!どちらに転んでも面白いなぁと思っていたので裏ありでもなしでもどちらでもよかったです。話が収まりやすい方で大丈夫です! (2022年5月5日 10時) (レス) id: f902fcddf7 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - ユッコさん» お返事遅くなり申し訳ございません…黄赤のリクエスト多数頂いてますのでおまけとして書かせて頂きます!黄赤の裏ありはこの作品では受け付けていないので、他作品を覗いて頂けると幸いです。青桃の裏ありでしたら、シチュのリクエストがあれば教えてください! (2022年5月5日 0時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2022年2月17日 11時