幼馴染:拾壱 ページ13
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善逸side
『私は善逸君が一番だから』
ぎゅーんと一気に体温上昇。一番？一番！？一番？！
頭の中はその言葉「一番」でぐっちゃぐちゃになってて、グルグルしてて、
そんな状態の俺の手をAちゃんは握ってくる。
『ね、帰ろ。家にヨモギ餅があったはずだし、私の家上がってってよ。隣だけど』
「わ、わ、わ、わかったっ！帰ろう！」
心臓がドクドクなってて、顔も熱い、手だって汗ばんできてるし、
何よりAちゃんと目が合わせられない。
靴箱までAちゃんが俺の手を握ってたんだけど、俺の手は汗だらけだろうし、
ぜっったい引かれてるよぉおおおお…。
俺はタイミングを見計らうことなくAちゃんに言った。
「ね、ねぇ、Aちゃん？手離してもらっていいかな？」
そうすると、Aちゃんは悲しそうな顔をする。
『ごめん嫌だった？』
土下座したい気分なんだけどっ！！嫌じゃないよおお！気絶するレベルに嬉しいよおおお！！
悲しそうな顔をしつつ、手を離してくれたAちゃんに俺は焦って誤解をとく
「いやいやいや！？嫌とか滅相も無い！！寧ろ嬉しいし！！違うんだよ本当に！？
謝る必要とかないからね！？逆に俺が謝る立場だし！？」
『嬉しかったんだ。ふふ。』
「…」
再熱。Aちゃんの花が咲きそうなその笑顔に、顔がまた熱くなる。
尊いってこういうことかぁあ…。神様。幼馴染が可愛すぎてしんどいです。
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「善逸君久しぶりねぇ。おかえりなさい」
「Aちゃんママ、久しぶり！」
Aちゃんの家、雪歩家にあがるとAちゃんのお母さんがいた。
Aちゃんのお母さんは仕事で帰ってくるのが遅かったりして、
なかなか家にいるのをみたことがないけど、今日は休みなのか？？
荷物をいつもの定位置に置くと、Aちゃんはよもぎ餅の箱を持ってきて、
それをお皿に取り分けて、俺の分の飲み物まで用意してくれた。
「Aちゃんありがと」
『いえいえ、どうぞ召し上がって』
「いただきます」
この家には何度も小さい頃から上がってて慣れてるし、
隣家で幼馴染で家族ぐるみの中で、普段、遠慮をしすぎることはない。
でも最近は俺のうちでばっかり二人でいたもんなぁ。
俺がよもぎ餅を食べるとAちゃんは「あ！」何かに気づいたみたいだった。
『餅、喉に詰まらせちゃダメだよ』
「いや、俺高校生だからね？！おじいちゃんじゃないんだからさ！」
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悪者(プロフ) - AYAさん» 面白いと言ってくれてとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2021年10月6日 21時) (
レス) @page20 id: 05aa59d50b (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 面白いです！ 特にナメクジwww (2021年10月6日 18時) (レス) @page20 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - もいもいさん» コメントありがとうございます！無一郎君も義勇さんもカッコいいですよね！ (2019年8月16日 14時) (レス) id: 684d19fcbf (このIDを非表示/違反報告)
もいもい - まって…無一郎くん&義勇さんもあり！！ (2019年8月12日 17時) (レス) id: 478cb71876 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます！続編の方にもコメントありがとうございました！ (2019年7月31日 14時) (レス) id: 684d19fcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年5月1日 22時
