【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】2

94話 ページ47

『は〜、作りすぎたからってなんで学校に...』


神崎川A、何故かサフィアさんに作りすぎたからトモダチにあげてと渡された肉じゃがを我々師団に持って行っています。


何気に我々師団、面白いしね。


というか、肉じゃがとか魔界にあるの？もしかしてサフィアさんわざわざ人間界の料理調べて...


私はちょっと口角を上げ、廊下を歩く


さて、もう少しで着くかn



「オンマイウェイッ！！！！！！」



『ｯ〜！？』


突如と聞こえた人を殺すような声量の声に目を真っ白にする


心做しか、持っていたタッパーからも振動を感じたような気がした


『』


あまりの衝撃に、暫くその場に立ち尽くす


「アレ、君大丈夫？」


すると、さっきのめちゃくちゃ大きな声とそっくりな声質をした男の人が、固まる私の顔を覗き込んだ


この人か...


『う、うる、うるさい、でｽ...』


まだ身に染みているのか、声がうまいように出ない


「えっ！？あ、ごめんね！？大丈夫！！？」


『う"ぁｯ！？』


この人に普通の声量というのを教えてあげたい。
今度は私の間近で声を上げた


それはそれはもう、鼓膜が悲鳴をあげて


「あっ！！またｯ」


『ちょ、もう喋らないでください！！！』


また大きな声を出そうとするので、急いでハンカチ越しに口を抑える


「ごえん」


目をぱちぱちとさせ、男の人は申し訳なさそうに二ヘラと笑った







『我々師団に相談！？』


pi「え、う、うん。最近すごく名前聞くし」


悪い意味でですよ！！


...この男の人の名前はペイントさんと言うらしく、弟分が師団に困っていることを相談したらしい。


彼等は騙して勧誘したらしく、ペイントさんもまんまと騙されたと。


本人は、騙されたとは思ってないっぽいけど


『え、でもホントにあそこでいいんですか？ちゃんと見ました？団員』


pi「見たよ！すっごくいい人達だったね！」


『いい人達...？』


この人あれだ、ホントに善意しか持ってない人だ


『まぁ、ペイントさんがそう思うのなら良いんですけどね。私もあの師団、何気に好きなので』


pi「そういえば、Aちゃんは何処の師団に入ってるの？」


『え？私ですか？私はどこにも入ってませんよ？』


pi「え！？じゃあロボロと一緒に我々師団に...！！」


『それは遠慮しときます』


好きは好きでも、関わったらめんどくさいとこだし...


って、



『...今、ロボロって』



「あ、兄さん。例の師団どうやったん？」


pi「ロボロ！ちょうどいい所に」


『え』


rbr「あ」


...不味い

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