88話 ページ41
〜Noside〜
「Aとあの日、回るって約束して...俺、嬉しかったんだよ...？だって、お前は俺の主人で、誰よりも自慢できる
＿＿＿＿＿トモダチだから」
『っ！』
その言葉に人間は目を見開く
"トモダチ"
それは、今まで人と関わってこなかった人間にとって、何よりも大事だと感じるものだ
トモダチを大切に思う気持ちを理解している人間は、更に心を締め付けられる
『(そっか、私とラッダァ先生は友達だ...だったら、尚更私はっ...！！)』
「けど、俺は謝って欲しい訳じゃない」
悪魔はそう言って、人間としっかり目を合わせる
人間は、その言葉の意味をよく理解出来ていないようだった
へ？と間抜けな声を漏らし、悪魔と視線を交える
悪魔はフンっと息を吐き、目を瞑った。そして
「ちゃんと俺とトモダチっていう自覚を持て！！！」
そう叫んだ
はへ、と人間はあっけらかんとする。
「俺泣くぞ！！仮にもトモダチってやつなのにお前に約束忘れられるなんて！！俺だって、俺だってぇ！！！」
『へ、あ。ちょっ、ちょっと待ってくださいっ！頭が追いつかな』
「またねーよ！！！さぞかし楽しかったんでしょーねぇ？？その新しいトモダチとやらとの師団披露回りは...！！」
『だ、だからごめんなさいって言ってますよね！？』
「謝って済むなら警察はいらないんだよっ！！」
『じゃあ謝らなくてもいいって言った自分はなんなんですか！？』
「んなの当回しに気を使ってやってんだよ！！」
『はァ！？いりませんよそんなの！！！』
悪魔と人間は声を上げて言い合った
両者とも頭に熱が上がっているが、決して本気で怒っているわけじゃない
「(はぁ、俺嫉妬とかカッコ悪...。というか、もしかしてAずっと俺の事探してたの...？この状況で...？俺の事好きじゃん)」
『(ラッダァ先生、いつも通りじゃん。...良かった)』
ほら、心の中では安心している。
しかし、悪魔はある部分に引っかかる
「...」
教師と生徒って、やっぱダメかな...
本来その立場同士でなければ出会えなかった2人。
しかし、今だけ。いや、今から恨むことになるだろう＿＿＿
どうして自分が教師で、相手が生徒なのか。
好きだ、A。
だから、
rd「誰のモノにも、ならないでくれ...」
『？ラッダァ先生なんか言いました？』
rd「...や、なんでも」
悪魔の願いは人間の耳には届かなかった。
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Cha_○ - はじめまして🙇♀️遅くなると思いますがTwitterの方、フォロー失礼します🙇♀️小説素敵です✨私は話を考えるのが苦手なので本当に尊敬です！これからもお体には気をつけてください💦 (2021年12月8日 16時) (
レス) @page50 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
rimu - ラッダア先生、尊い！！ 復活、おめでとうございます！！ (2021年6月7日 20時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
夕夜(プロフ) - 今見始めました！初見です（*｀・ω・*）ゞ らだ先生とﾛﾛﾛさんがバチバチしていた所が凄い好きです！それだけでご飯2杯はいける……とにかく投稿頑張ってください!! (2021年5月30日 13時) (レス) id: 9b74cad533 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - 月崎まおさん» ありがとうございます！ (2021年5月23日 8時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
月崎まお(プロフ) - Ayameさん» 同じですよ〜。返信遅れてしまい申し訳ございません。 (2021年5月23日 4時) (レス) id: abc6ac005d (このIDを非表示/違反報告)
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