【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】2

69話 ページ22

『へ……だれ…あ、ウツ君…？』


一瞬誰かと思ったが、よく見ると声通りウツ君のようだ


………なんか、髪型が違うんだよね。それにどっかで見たことある感じだし……粛って言ってたのも…


zm「…あ〜大先生髪型変えた？？今日なんかすごい既視感のあるヘアスタイルやねんけど…」


ut「あ？？身だしなみを整えるのは常識やろ。ゾムももっと気ぃ使った方がええで」


zm「はあ…」


二人のいつもと違う雰囲気に、動揺を隠せないゾム君


『……変だね、二人とも』


私も同じ気持ちだと伝えるべく、小声でゾム君にそう言うと


zm「いや、Aもやねんけど」


『え？？』


まさかの回答に目が点になる


私も変？？どこが？


………二人ともいい感じにイメチェンしてたし、私ももうちょっと努力しないとな




そう決めた私は、その日から女の子のオシャレの研究を始めた


勿論、そんな私の行動にラッダァ先生は疑問を抱く


rd「A〜、最近女の子見てメモ取ってるけど。なにしてんの？というか、眼鏡いつからつけてたっけ？」


『煩いですね。女の子の流行りを探ってるんですよ。ちなみに、眼鏡はコンタクト忘れたからつけてます。』


rd「ふぅん」


ラッダァ先生は興味なさげに会釈すると、飽きたのかどこからへと歩いていった


…気分屋


ラッダァ先生がどこに行こうが、私にはどうでもいいので研究を続ける



『……あの子も確かアブノーマルの…頭に羊の角みたいのがついてる。』


ササッとペンを走らせ、ノートにメモしていく


『あ、あの人…シャオロン君が憧れの生徒会委員長の………かっこよかったなぁ』


性格を真似てみようか。


そうして、再び私はペンを走らせた

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