それでも貴方に笑顔を ページ35
『それは……』
「ほら、できないんだ。だろうね！？Aにはもう一緒にいる相手がいるもんねぇっ！？」
挑発しないよう、言葉を考えていた。
それが仇になった
『う"っ』
私の指に絡めていた手を離し、首を強く絞める先生
「無理矢理でも一緒にいて貰うからな。Aが俺しか見れないようにする、どれだけ時間を掛けても…ね」
それでも、私は抵抗しなかった
…受け止めなきゃ
この人は、先生なんだから
私の知らない、今から知ることができる先生だから
だから
「！」
『先生』
私は先生に笑顔を向けた
いつも、先生に向ける笑顔で
「なん、で…ｯ」
首に入れていた力が緩くなっていく
「なんで、こんなことしたのに…。そんな、笑顔…」
『私が貴方を先生だっ、て判断したから…』
「……偽物だよ」
『先生の気持ちの一つでしょーが。なんで自分をそんな風に言うの』
「……だって、」
『大丈夫。』
「ぁ、」
私は先生の後頭部を引き寄せて
『先生大好きな私が言うんだよ？間違えるわけないじゃん』
短いキスをした
「は！？ちょ、まっ…！」
先生は顔を赤くすると、私からガバッと離れる
え？いつもの先生なら「だいたーん」って言いそう
あ、そっか。
先生の気持ちは今思春期の学生なんだ
すなわち、DT←
『えーっと、とりあえず。今私の目の前にいる先生は。先生の過去を引きずった先生？なんだよね？』
先生って言い過ぎだろ
「まあ、そうだね。」
『それで、貴方は先生と分離したことで一人の人間としての意思を持った。その結果、今の私達を見て嫉妬したと』
「………仕方ないだろ。俺だってアイツなのに、独りだったんだから」
『青年らだ男君かーわうぃー』
「その呼び方やめてくれる！？」
『……さて』
さっきの怖がってた私とは大違い？知らないよ
怖くないものは怖くないものんだから
『先生。安らかにお眠りください…』
恐らく死んだであろう先生に手を合わせる
天国で恨まないでね
rd「ちょいちょいちょい！！生きてる！！生きてるから！」
『ありゃ』
廊下の暗闇から先生が顔を出す
rd「なに仲良くなってんだよ。」
『というかなんで生きてんの？』
先生が殺されたから青年らだ男君が来たんじゃないの？？
「俺普通に瞬間移動しただけ」
あぁ、私の時みたいにか
rd「死んでほしかったんですかー？？先生泣きますよー？？」
『あはは、そんな訳ないじゃん！死んだら困るよ』
本当に、困るよ
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睡飴(プロフ) - ひっさびさに見に来たら神だし、 神だし(2回目)、コメ欄びっしょびしょで草(号泣)だし、この作品は神ってことが分かったわ。 (4月20日 10時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
桃の葉(プロフ) - らだ男先生に愛されたい人生でした……ﾁ───(´-ω-｀)───ﾝ (3月10日 1時) (レス) @page37 id: 6d2ef4e57c (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女 - 久々に見に来たらコメント泣いてるし作品見て泣いたしもうビッチョビッチョ (2022年1月11日 5時) (レス) @page29 id: dd6cf8f588 (このIDを非表示/違反報告)
ザキ - oh 神 (2021年11月15日 17時) (レス) @page38 id: c397c92b4a (このIDを非表示/違反報告)
ザキ - oh 神 (2021年11月15日 7時) (レス) @page28 id: c397c92b4a (このIDを非表示/違反報告)
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