22話.何かが切れた ページ22
『誰かが、気付いたら…？』
"誰かが気付いたら思いきり泣きなさい。私は無理に笑ってほしくないもの"
rd「俺は、Aに無理に笑ってほしくない」
なんで、お母さんと同じこと…
rd「ね、無理矢理笑うのってお母さんの"笑って"の意味とは違うんじゃないの？」
『ｯ、！』
お母さんは、こんな笑い方求めてない…？
rd「俺は自然に笑ってるAが一番好き」
その時、私の中で何かがプツンと切れた
『せん、せぇ…！！』
涙がホロホロと溢れ出す
キツかった、辛かった、気持ち悪かった
今までの弱音が全部涙と共に流れる
rd「A」
先生は私の上から降りて、私を抱き締めた
暖かい…
『先生…！せんせぇ…！！うぅあ…』
その先生の服をギュッと掴んで体を押し付ける
私は、ただ泣くことしかできなかった
ポンポンと私の背中を優しく叩く先生
その優しさが私を泣き止ませてくれない
rd「泣いて泣いて、もう泣けないってくらい泣け。俺がずっと傍にいるから」
『ｯ＿＿＿！！！』
その先生の言葉が更に私の背中を押し、私は大声で泣いた
もう、一人で抱え込まなくていいんだ
だって、傍に先生がいるから
…
..
.
rd「どーよ、ぺいんと」
pi「うわ、俺にできなかったからってドヤ顔すんのやめて？
…まぁ、今回は仕方ないけどさ」
rd「A、知らないところでよく疲れてるんだよね。今日以外の疲れも多分溜まってたと思う」
らっだぁは泣きつかれて眠るAを抱き抱え、頭を撫でる
pi「そっか。よく見てるねぇ」
rd「まぁね。見てないとコイツ危なっかしいから」
pi「これからもAをよろしく。もう、俺じゃ手に負えないみたいだからさ」
rd「よろしくされたわ。マカセロリ」
そう言ってらっだぁはまたAの頭を撫でた
『(…お母さん)』
Aは夢の中で笑顔になった
＿＿＿勿論、本当の笑顔で
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睡飴(プロフ) - ひっさびさに見に来たら神だし、 神だし(2回目)、コメ欄びっしょびしょで草(号泣)だし、この作品は神ってことが分かったわ。 (4月20日 10時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
桃の葉(プロフ) - らだ男先生に愛されたい人生でした……ﾁ───(´-ω-｀)───ﾝ (3月10日 1時) (レス) @page37 id: 6d2ef4e57c (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女 - 久々に見に来たらコメント泣いてるし作品見て泣いたしもうビッチョビッチョ (2022年1月11日 5時) (レス) @page29 id: dd6cf8f588 (このIDを非表示/違反報告)
ザキ - oh 神 (2021年11月15日 17時) (レス) @page38 id: c397c92b4a (このIDを非表示/違反報告)
ザキ - oh 神 (2021年11月15日 7時) (レス) @page28 id: c397c92b4a (このIDを非表示/違反報告)
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