11話.人間と悪魔 ページ11
ﾗﾀﾞ「俺のお嫁さんだからと言って、実際にお嫁さんに影響するわけじゃない。だからこんな一生に一度のチャンスに人間を食べてみようと思ったんだよね」
『は、…え』
私の腕を片手で押さえつけ、上に覆い被さったラッダァさん
表情は猛獣のようだった
ﾗﾀﾞ「大丈夫、痛そうにする顔も全部愛してるから」
そこで私は改めて感じた
彼は悪魔だと
『やめて…！』
無くなっていた恐怖が再び私を襲う
ﾗﾀﾞ「何その顔かわいーん」
私の頬を優しく撫で、怪しく笑うラッダァさん
ﾗﾀﾞ「心配しないで？すぐには死なせない。だから俺にもっとそんな顔見せて？」
吐息混じりにそう言う彼にゾクリと冷や汗が流れる
そんな顔とはきっと恐怖に染まった表情のことだろう
私は人間で彼は悪魔。こうなることは考えられた筈だ
つい、いつもの先生に似ていることに安心してしまった
ﾗﾀﾞ「いただきます」
『ｯ、ぅ"！！』
ラッダァさんは私の首に顔を近付け、噛みついた
勿論血は重力に従い、首のラインに沿って流れる
ラッダァさんは一度口を離し、その血を舐め取った
『ひうっ…！』
ﾗﾀﾞ「なにこれうま。はじめてだ、こんなに美味しいもの…」
驚いた顔を見せる彼に私は危機感を感じる
殺される。
欲を孕んだ彼の目がそれを訴えた
ﾗﾀﾞ「っ、〜〜！！いいねその顔ｯ！もっと、俺にもっと見せて…？ねぇ」
興奮ぎみに私に問いかけるラッダァさん
『やだ、やだ…怖い。先生…』
ﾗﾀﾞ「助けはこないよ。だって、ここは俺の家なんだから…」
違うよ、ここは先生の家だよ…
だから、助けに来る…
ﾗﾀﾞ「じゃ、本格的にいただくか」
そう言って再び首に噛みつこうとするラッダァさん
『っ、ぁ』
怖くて涙が溢れる
けど、私は信じてる
「俺の生徒になにしてんだよ」
＿＿＿先生が助けに来るって
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睡飴(プロフ) - ひっさびさに見に来たら神だし、 神だし(2回目)、コメ欄びっしょびしょで草(号泣)だし、この作品は神ってことが分かったわ。 (4月20日 10時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
桃の葉(プロフ) - らだ男先生に愛されたい人生でした……ﾁ───(´-ω-｀)───ﾝ (3月10日 1時) (レス) @page37 id: 6d2ef4e57c (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女 - 久々に見に来たらコメント泣いてるし作品見て泣いたしもうビッチョビッチョ (2022年1月11日 5時) (レス) @page29 id: dd6cf8f588 (このIDを非表示/違反報告)
ザキ - oh 神 (2021年11月15日 17時) (レス) @page38 id: c397c92b4a (このIDを非表示/違反報告)
ザキ - oh 神 (2021年11月15日 7時) (レス) @page28 id: c397c92b4a (このIDを非表示/違反報告)
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