【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ48)

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46話ページ48

元々開いていたタンスの隙間に両手の指を差し込み、ドアップで私達を見るラッダァ先生

それはもう、ホラーとしか言い様が無くて

別に怖がらせる気で追いかけてた訳じゃないと分かっていても、怖くて涙が出てくる

しかし、先生はそんな私の様子を気にすることなく口を開いた

rd「見つけたぞゾム、A～～いい加減に観念して…

アスレチック師団に入ろう」

zm,sho「「………え？？」」

予想外の言葉と、さっきまで恐怖に満ち溢れていた姿とは裏腹にキラキラした目をするラッダァ先生に、二人は目を丸くする

『ラッダァ先生怖かったぁあああああ！！！』

rd「え、ちょ。マジ？悪かったごめんごめん」

私の頭にポンポンと手をおき、謝る先生

いや触らないで？？

sho「え、ちょ…は？」

zm「手なずけられんって言ってたのに全然仲良さげやん！！また嘘ついたなA！！」

『そういう意味の手なずけるじゃなくて、普通に人として手に終えないんだって…！！』

rd「ぼい。どういうことだ～A？」

『そのままの意味です』

sho「え、何？ラッダァ先生はゾムとAを勧誘する為に追いかけてた訳？」

『そういうこと。

.....ん？あ、嘘ちょっと待ってヤバい。ごめん私1回捜し物してくるや』

zm「はァ？帰ってきたら全部説明してもらうからな！！逃げるなよ！」

『うげっ、はーい。それで、ラッダァ先生も着いてきてください…』

rd「？」

談話室の外に出るように手招きし、二人で廊下に出た

『…………あの、ですね』

rd「うん」

『逃げる途中に…通学鞄落とし、ちゃって…』

rd「うん」

『迷惑かもしれませんが、一緒に探してくれないでしょうか…？』

rd「え、別にいいけど…1人で探せないの？」

『！！ありがとうございます！』

言いにくいよね、こういう迷惑かけそうなこと

『えっと…この時間帯、不良とかが一杯いそうなので…触られないように守ってもらおうかと…』

rd「なるほど。じゃ、二人には待ってもらって…探そっか。アイツら逃げそうだけど」

『……はい。すみません』

rd「すみませんじゃなくてありがとうね」

『！！…ありがとうございます。』

……こういうとこはカッコいいんだけどな