【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ38)

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36話ページ38

zm「なーなーシャオロン

シャオロ～～～ン」

ゾム君が、おーい。と声を掛けるが、シャオロン君は新聞を両手にプルプルと震えている

覗けば大きな写真にイルマと書かれた見出しが…

あ、察し

tn「最近アイツ上の空やな…」

ut「処刑玉砲で僕より活躍できなかったのが堪えたか？」

zm「いやそんなんでウジウジする奴ちゃうやろ」

さっきまでシャオロン君に呼び掛けていたゾム君が振り向き、真顔でそう言う

ウツ君はそんなん呼ばわりをされ驚きの声を上げる

tn「またアイツの気合いが入りそうなイベントがあるとええけどな…」

『うーん。流石にちょっと間が空くんじゃないかな？』

「学食にお集まりのみなさーん！

只今デビルビーフ666人チャレンジ開催中ー！胃袋自慢は奮ってご参加くださーーい！！」

………フラグ回収ってこういうことか

でもシャオロン君大食いなイメージないなぁ

zm「シャオロンこれ挑戦しようぜ！！」

tn「完食したらめちゃくちゃ人気者なれるで！！」

ut「お前らが肉食いたいだけやろ！

大食いできても女にモテへんやろし僕はパスやわ」

『うん、私もご飯は…』

魔界のはちょっと、ねぇ…？

見た目が…

ut「行こうぜシャオロン」

sho「せやな」

シャオロン君はやっと声を発すると、ウツ君がいる方とは反対方向に足を歩ませ…

『え、シャオロンく』

sho「参加しまーーーす☆」

ut「シャオちゃん！！？」
『シャオロン君！！？』

大食い参加表に名前を書いた

しかも、

sho「ほら行くでー」

しっかりそこには私とウツ君の名前も書かれてある

ut「正気か！？いくらチーム戦とは言え大食いの土俵じゃ目立たへんぞ！！」

『そ、そうだよ！私ももっと目立つようなイベント探してくるから…！』

後ろで喜ぶゾム君とトントン君には申し訳ないが、本当に魔界の食べ物は無理なのだ

せめて私とウツ君だけでも…

sho「大先生、A

俺を見くびってもらっちゃあ困るぜ…！」

ut「…！」

ごめん、シャオロン君

嫌な予感しかしない