【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ17)

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15話ページ17

『怖いですよラッダァ先生ぇ…！』

rd「ごめんって…泣かないでー？」

誰もいなくなった食堂の中、私は水を両手にしくしくと泣いていた

『…それで、ご相談は？』

涙を拭き取り、ラッダァ先生に笑みを向ける

rd「ねぇ本当に大丈夫かぁ？顔は笑ってるけど目が笑ってないぞ。まだ怒ってるんじゃ...」

『なんのことですか？』

rd「………相談の事なんだけど。」

この人圧に負けたよ、教師なのに。

…

..

.

『……どうしたら師団に入ってくれるか？』

rd「うん。俺アスレ師団の顧問なんだけどさ、最近師団に誘ってもだーれも入ってくれないんだよね～。そこで相談！どうしたら入ってくれると思う？」

『師団……えっと、普段はどんな感じで誘ってるんですか？』

rd「んと、

ぼいぽまえ。アスレ師団、入るよなぁ？な？入らないと手ぇだすぞ…？」

『そりゃ入らないですよ！！ヤクザですか！？』

おまけに血まみれて…怖すぎるでしょ。怨霊だと思う人も少なくない筈

rd「えぇ…。俺らしくていいと思ったんだけどなぁ」

『確かにラッダァ先生らしいですけど…！そうですね、普通に"アスレ師団だよー、良かったら見に来てね～"っていうチラシ配ったらどうですか？』

rd「あ、そっか」

『はい、解決。ご相談ありがとうございm((rd「もしそれも断られたら？」……』

rd「俺んとこホントに部員いないから困ってるんだって～。お願い！それだけでも考えて…！」

『……私なら、"そこをなんとか"と言います。しかし、ラッダァ先生の場合その姿の威圧感を生かすべきかと…』

rd「え？威圧感？」

本人は気付いてないのだろうか、怖い姿をしていることに

『ラッダァ先生の普段の誘い方も、確かに生かせていますが…あれはヤクザ過ぎます。ですので、手ぇだすぞ。という脅しのような言葉は控えて、普通に圧だけをかけて勧誘してみてはどうですか？』

私がそう言い切ると、ラッダァ先生はニヤニヤと笑っていた

その様子に疑問の表情を向けると

rd「いや、Aって身体能力も高いうえ、考えるのも上手いんだなって」

『そうですか？自分では分からないです』

すると突然、座っていたラッダァ先生は立ち上がった

rd「そんなん、欲しくなるに決まってるじゃん…？」

『はい？』

座っている上ラッダァ先生より小さい私は、立ち上がるラッダァ先生の姿に少し圧を感じた

rd「アスレチック師団に入ろう？A」

『ひっ、…！』

私は今、自分が言った事に後悔した