打ち明け ページ42
互いの荒い呼吸が部屋中に響く。
男相手に何してんだよ、俺は。
内心「バカヤロー」と思いつつ、ノムの顔を見つめる。
頬は真っ赤に染め、恥ずかしいのか腕で顔を隠している。
呼吸は荒く、体が上下に動いている。
ただ口付けとかしただけなのに、こんなになっちまった。
「…ノム」
俺は頬に手を添えて、様子を伺う。
「…見ないで」
「まさかこんなになると思って無かっただろう」
ふはは、と笑い混じりに俺はそう言った。
可愛い。
ふと、思った。
＿俺のものにしたい。
＿コイツにもっと触れたい。
と。
野球どころじゃなくなるよな、これ。
「ん、酔いは消えかけたかな」
「…さぁ」
俺はノムの横に座り、ハイボールを飲み干す。
「ノム、俺の決めたよ」
「…何を？」
・
何だろうね、やっぱり出会って少し経ってから好きだったのだろうか。
君と何度も時を過ごしていく内に惹かれて言ったかもしれない。
何か滅茶苦茶だね、皆さんごめんね。
俺は一つ息を吸い、吐く。
「ノム、俺も好きだよ」
言った、言った。
何でこんな時に、って思うよなぁ。
「…ほんと？」
「おう」
俺は微笑み、ノムの頬を撫でる。
「なんか、今更でごめんな」
俺は苦笑し、ノムに謝った。
「今更なんかじゃないよ。
嬉しい」
ノムは微笑み、俺にゆるりと抱きついた。
「ふは、ありがとう。
これから忙しいけど、お互い頑張ろう」
「うん。
こっちーさ、公式戦出れそうだよね」
「いやいや、そんなことない。
ノムは絶対出れる」
俺は寝転んで、苦笑する。
「そうか？
まぁ、監督次第だけどな」
ノムも隣に寝転んで、こちらの方に寝返る。
「ていうか、本当にいいの？
好きな人いなかった？」
「なに告った奴がそんな事言うの。
ていうか、好きな人はノムだから」
「いや、本当に心配で」
ノムは目を伏せ、逸らした。
そんなに心配なのかよ、本気見せてやろうか。
なんて。
「取り敢えず明日練習だし、寝ようか」
俺は一つ欠伸を漏らし、目を瞑った。
「うん、そうだね。
おやすみなさい」
ノムは俺に口付けを一つ落とし、眠った。
＊
すんげぇ事になったな。
俺、これからどうなるんだろう。
ノム、迷惑かけまくったらごめんな。
＿＿
…はい、なんか滅茶苦茶になっちゃいましたね←
申し訳ないです。
野村祐輔をお相手として、読者の皆様よろしくお願い致します。
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小鳥遊(プロフ) - あーさんさん» 貴重なご意見ありがとうございます！確かにそうですね、固定にしておけば良かったと思いました←短編集もいいですね！カープだけでは無く他の選手の方も入れようかなと思います！ (2017年3月30日 19時) (
レス) id: 49fe55d7dc (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - 新作なら、いろんな人との絡みの短編とかどうですか？ それか、こんどは出てくる人を固定するとか…どうでしょう？ (2017年3月30日 19時) (携帯から) (レス) id: 4324b5116a (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - あーさんさん» コメントありがとうございます！ニヤニヤしてもらって嬉しいです← これからもじゃんじゃん更新致します！ (2017年3月24日 19時) (レス) id: 49fe55d7dc (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - これは…やばいっす！ ノムスケが可愛すぎてニヤニヤしてます(笑) 更新楽しみにしてます♪ (2017年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: 4324b5116a (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - ロイルークさん» コメントありがとうございます！何回も見てくださるとは…！誠に嬉しいです。これからも本作品をよろしくおねがいします！ (2017年3月24日 16時) (レス) id: 49fe55d7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊 | 作成日時：2017年3月12日 17時
