好きにさせて ページ37
ノムを部屋招き、部屋の電気をつけ
ようとしたが、ノムの行動によって遮られた。
「っ…おい」
グイグイ肩を押されてベッドに押し倒される。
ノムはなんだか緊張してる。
「…緊張してるの？」
俺はふと微笑み、起きあがる。
「う、うるさいなぁ」
ノム恥ずかしそうにそう言う。
あー…もう、言っちゃっていいかな。
「思ったんだけど、ノムさ」
「…何？」
俺はノムを押し倒す。
「…こっちの立場の方が似合うんじゃねぇの」
「えっ…と、あの」
すんげぇ焦ってる。
やっぱりこっちが似合うよな。
「…意地張りすぎな」
ノムの頬を摘んで、微笑んだ。
「ご、ごめん…。
やっぱり俺こっちの立場だよね」
「付き合って無いけどね」
「それ言わなくていい」
ノムは人差し指を俺の唇に当てた。
「ふは、ごめん。
…まぁノムのそこ好きだよ」
ノムはかぁあっ、と頬を赤くした。
「はぁー…やめて」
「何。
恥ずいの？」
ふふ、と俺は笑う。
「…うるさい」
俺は額同士をくっつけ、ノムの頬を撫でた。
ノムは俺の首に腕を回し、緩く抱きしめる。
付き合ってもねぇのに、何でだろ。
本能…かな。
…あぁ、何かこのまま流れに乗って良いのかな。
「こっちー…」
ノムは色気を帯びた目でこちらを見てくる。
…クッソ。
理性保てねぇっての。
「ノム…このままじゃヤベェから」
「いいんだよ、やばくて」
ノムは微笑み、俺の両頬に手を添える。
「ちゅー、して」
ノムは甘えた声でそう言う。
誘うなっての…。
俺は顔を近づけ、ノムの額に口付けた。
「…口じゃないの」
「好きな人じゃねぇとしないから。
…ごめんな」
「そっか」
ノムは微笑み、俺を抱きしめた。
風呂上がりだから、同じ匂いがする。
…なんだか。
・
・
興奮する。
そう言えば。
「ノム…いつから俺を」
「ん？
いつだろう、気づけば好きになってた」
「そうなのか…」
恋ってそんなものなのか？
色々勉強になる。
「こっちーはとってもかっこよくて惚れちゃう」
「そんなことない…」
「ずっと、ぎゅーってして欲しい」
そんなに、自分のモノにしたいのか。
…嬉しいけど。
まだ俺決めてないからさ。
ごめんね、ノム。
何回謝ったことか。
「こっちー…」
「ん？」
「…愛してる」
「バカ」
俺はノムの額にデコピンを食らわした。
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小鳥遊(プロフ) - あーさんさん» 貴重なご意見ありがとうございます！確かにそうですね、固定にしておけば良かったと思いました←短編集もいいですね！カープだけでは無く他の選手の方も入れようかなと思います！ (2017年3月30日 19時) (
レス) id: 49fe55d7dc (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - 新作なら、いろんな人との絡みの短編とかどうですか？ それか、こんどは出てくる人を固定するとか…どうでしょう？ (2017年3月30日 19時) (携帯から) (レス) id: 4324b5116a (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - あーさんさん» コメントありがとうございます！ニヤニヤしてもらって嬉しいです← これからもじゃんじゃん更新致します！ (2017年3月24日 19時) (レス) id: 49fe55d7dc (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - これは…やばいっす！ ノムスケが可愛すぎてニヤニヤしてます(笑) 更新楽しみにしてます♪ (2017年3月24日 17時) (携帯から) (レス) id: 4324b5116a (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - ロイルークさん» コメントありがとうございます！何回も見てくださるとは…！誠に嬉しいです。これからも本作品をよろしくおねがいします！ (2017年3月24日 16時) (レス) id: 49fe55d7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊 | 作成日時：2017年3月12日 17時
