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目が覚めると保健室。



寝ていないのか分からないけど
ずっと私の顔を見ている普君。


『普、、くん?』



どうやら寝ているようだ


よく見たら半目。


『司くんはいない、のかな?』



見回しても誰もいなかった。


しばらく外を眺めた。

こんなに静かな気持ちになれたのは
久しぶりかもしれない


ふっと視界が隠れる。


「誰でしょう?」



『、、普くんしか居ないでしょー?』



「ハズレだよ」


『へ?じゃあ誰だろう。
寧々ちゃん?、、まさか司くん?』


「A、忘れた?
俺無しじゃ居られないようにしたのに」


『へ、』



聞き覚えのある声


「人間って便利だな!
簡単に死ぬけどさ」


『ひっ』


「人間って簡単に信じちゃうみたいだなー!
俺もそうだったのかな?
俺が鬼だって誰も気づかない」


『、、レオくん。死んだんじゃ?』



レオくんは話を聞かずに話す


「嗚呼!あの時は堪らなかった!
思わず今でも霊感が溢れてくる!
何かって?
決まってるだろー?







Aが俺を殺した時の顔。」



最近俺に笑ってくれること無かったから
嬉しかったんだよ、
俺が死んだ時の笑顔。


俺をわざわざAの手で喉元を閉めてさ、
Aのて跡が残って!

と彼は続ける



『、、レオくんそう思ってたの』


「ああ!
俺の首を絞め、息も絶え絶えな俺を
近くにあった刀で切り刻んで!
俺の血液がAの顔に飛び散り、
その肉片をお前の家族と一緒に燃やした
んだろ?
俺は嬉しかったぞ!」



狂気的な笑顔を浮かばせる顔はさも楽しそうだ


「俺の殺し方よりももっと残虐性が残って
とても愛おしい!」


何を言っているのか全くわからない、



あのころの彼は幻だったのか?



「もう一度!って言いたいけど、もう
死んじゃったからさ、今度はAの苦しむ顔が見たい!」



『何言って、』


「あの頃からAが好きだった
柚木普を七不思議から消せばいいんだっけ?」



『やめて!れおく、』


トンっ


私の肩に手が当たる


『カハッ』


「大丈夫!A、迎えに来てやるから!」




彼の狂気的な笑顔をマジマジと見れたのは
あの日以来なのかもしれない。


彼は私に暴力を振るっていた父ならず、
大好きな母の命さえも消し去ったのだ


そして、怒り狂った私は彼の首を咄嗟に掴み
絞めた。


死にかけの彼を代々伝わる家の刀で
滅多刺しに。


いいの、私が彼を破滅に追い込んだ

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設定タグ:花子くん , 恋愛 , 地縛少年花子くん   
作品ジャンル:恋愛
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さや(プロフ) - スッペラピッチョンさん» ありがとうございます!!!!騒がしくて全然いいんで!! (2018年8月24日 19時) (レス) id: ffd4c8541f (このIDを非表示/違反報告)
スッペラピッチョン - つかさくん来たァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!(騒がしくてすんまそん、前から見てました(と言っても占ツクを知ったのは6月の時だが)) (2018年8月24日 12時) (レス) id: 6e8113b2ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さや | 作成日時:2017年10月18日 23時

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