SevenWishes 8

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s side


ミツに置いてかれないように準備を済ませて、
ヘリに乗り込む。







ki｢健永、｣


s｢ん？｣


ki｢ちょっとでも、異変感じたら、
俺らに伝えて、休むこと。いい？｣



s｢うん。｣










ki｢行こうか｣
ヘリが着陸して、俺達は降り立った。




ミツの背中を追いかける。








｢船内に、来て貰えますか！？｣




ki｢いきます！｣


俺もミツに着いていこうとすると、


ki｢健永は、ここにいろ。
ここに運ばれてきた患者さんをよろしく。｣




止められた。



s｢っ、…わかった、｣



ミツの目を見たら、どんなに粘っても許可はくれないだろうと感じた。
















ボートに乗り込むミツの背中を見送った。




現場に来たんだから、ちゃんと自分のできることしなきゃ。




s｢大丈夫ですか？ちょっと見させて下さいね、｣






治療を必要としてる方への対応に向かった。






























｢あのっ、助けてください！！｣



s｢どうされました？｣




｢…海に、っ、人がっ、｣





s｢…っ、｣



その人が指指した方へ目を向けると、


男の子が海面に浮かんでいた。







まずい、意識失ってる、早く引き上げないと、



辺りを見渡すが、
レスキュー隊の方達は船内に行ってしまっているし、







行くしかない。


俺は海へと飛び込んだ。








男の子を抱き抱え、岸へと上がった。











お願い、
間に合ってくれ、




必死に心臓マッサージをし続ける。









｢大丈夫ですかっ、？えっ、…健永？｣



顔を上げると、高嗣がいた。




s｢…っ、高嗣｣
2｢代わるよ、ルートは取った？｣

高嗣が心臓マッサージを代わってくれた。

s｢…ん、｣




すぐにルートを取ろうとした。




…っ、…




手が震えて、狙いが定まらない。



…っ、なんでっ、


全然震えが治まらない。








ガシッと腕を掴まれた。




2｢ちょっと休んでな｣



すぐに高嗣がルートを取った。



s｢…ごめん、｣

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