SevenWishes 8

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f side




｢あれ？また買い足さなきゃだな…｣





リビングで本を読んでると、そんな声が聞こえてきた。



f｢どうしたの？｣


y｢救急箱の中確認してたんだけど、
鎮痛剤また減ってんだよね〜
最近買ったばっかなのに｣


f｢ふーん、そうなんだ〜｣



y｢太輔、持ち出してる？｣


f｢…え？俺？持ってってないよ｣


y｢…そう。｣






f｢ねぇねぇ渉は、こーゆう時誰が怪しいと思うの？｣


y｢んー薬に関しては、ミツか太輔か、高嗣だね。
他は、薬苦手な子達だし。

も〜ちゃんとルールで決めたのに、困るなぁ…｣



うわぁ、そこに俺も入ってんだ。ショックだぁ…



f｢…俺は、ちゃんと報告します。｣


y｢うん、信じてるからね〜｣









すると、風呂上がりの高嗣がやって来た。



y｢あ、高嗣〜鎮痛剤また持って行った？｣



2｢…ん？え、持ってってないよ。
今月の頭に報告したじゃん。2錠しか使ってないよー｣



y｢そか！じゃあ、犯人はミツかぁ｣


渉はﾆﾀｧっと不敵に笑った。




こわぁ……

自分も持ち出す時は、しっかり報告しようと心に決めた。

























ki side








痛ぁっ、……




あれから、
数日が経ったが、虫歯の痛みは治まるどころか、
寧ろどんどん激痛になってきてる。



あまりの痛さに眠れる訳もなく、



ki｢…っ、…薬、薬、……あぁ、くそっ、…｣



自分の部屋へと大量に持ち出した薬もついに底尽きた。




そぉーと、忍び足で1階へと向かった。










救急箱を漁り出す。



あれ、？無い。



そんなはずはない。ちゃんと常備されてるはず。




ki｢…っ、なんでないんだよっ｣









イラつきながらも必死に探す。

救急箱から違う薬は外へ投げ出す。










暗闇の中、そんなことをしていると、



ｶﾁｯ




部屋の明かりが点いた。




























｢ミツが探してるのは、これ？｣

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