SevenWishes 8

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f side


ミツの部屋へと戻ってきた。


ki｢……うぅぅぅ、ｸﾞｽｯ､…｣


f｢ほんとごめんね、、、お着替えしよ、｣








ぐずってしまった宏光に優しく声を掛け、
着替えを手伝った。





宏光、ほんとに具合悪かったのか、





f｢…みつ〜お熱測ろうね｣


ki｢…んー！｣


f｢よしよし、やだね〜
ちょっと我慢ね｣




宏光を抱いて、耳に体温計を差し込んだ。






ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…


んー、平熱かぁ






聴診器を手に取り、宏光を横に寝かせた。



f｢…みつ、ちょっともしもしさせてね〜｣



ki｢やぁ〜っ、！！｣


f｢大丈夫！痛くないよ〜
音聞くだけだよ〜
バタバタしないでできるかな〜？｣


ki｢…っ、ｸﾞｽｯ、…んぅっ、…｣


f｢おぉ！さすがぁ、偉いね〜｣


大人しくなった宏光のお腹に聴診器を当てていく。



…んー？




ki｢…も、おわりっ！｣


f｢ごめん、長かったね、もうおしまい！｣



目に大粒の涙を溜めていたから、
終わりにしよう。










音聞いても、特に問題は無さそうだったんだよなぁ


でも、本人がお腹痛いって言って、吐いちゃってるしなぁ


今日は、キャンセルの連絡入れるか。















f｢みつ、今日は、体調良くないから、
お家でゆっくり休もうか。｣


ki｢…ん、｣




横になった宏光に毛布を掛けてやって、
そう伝えると、心無しかちょっとほっとした様な表情を見せた。


優しくお腹をトントンとし続けると、
宏光は目を閉じた。










t side



y｢…え？連れてってない？！｣



お昼の食堂で、
渉の声が響いた。



t｢…わた？どうかした？｣


y｢いや、だいじょうぶ、…
あ、裕太、家戻って、宏光の様子診てきてくれないかな？｣




t｢みつ…？体調悪いの？｣


y｢うん。頼んでいいかな？
太輔もいるから。｣


t｢もちのろん！｣

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