検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:54,275 hit

ページ24

s side



ミツと渉がちょっと遅れてやってきた。


まぁ、今日はカンファとかないしね。




y「健永〜ミツ本調子じゃないからよろしく」

s「体調悪いの?」

ki「いやぁ、ちょっとな、」
























でも、ミツはいつもと変わりなくて、
そんな朝のやり取りがあったのも、忘れかけてたくらい。






オペ二つ終えて、休憩室に戻ると、




s「えっ、ミツ?!どしたの?」



ソファでミツは暴れていた。





ki「…っ、いた、いのっ、…」


ミツの目からポロポロと大粒の涙が零れ落ちる。






s「どこ?どこが痛いの? 頭?お腹?」


ただ涙を零すだけで、教えてくれない。

渉なら何か知ってる?


s「わた、ミツが…」y「すぐ行くっ、」








ガラガラ

y「健永、痛み止めの点滴準備して」s「うんっ」




y「ミツ、今日2回目渡したのは飲んだ?
じゃあ、一時間しか経ってないか、」




すぐに点滴を用意して、戻った。


s「点滴打っちゃっていい?これで楽になるからね、」

y「健永、待って。」


早く楽にしてあげたかったんだけど、渉に止められた。














y「ミツ、ほんとのこと教えて?
今、どこが痛いの?」



y「…言えない?

じゃぁ、ずっと耐えてな。
教えてくれないなら、俺らは助けてあげられないよ。」







ki「…っ、…っ、……」

すると、ミツの手が頬へ伸びた。





y「痛いのは、歯?」


ミツはコクッと頷いた。

















y「健永、点滴していいよ。」
s「うん、ミツ、ちょっとチクッとするよ〜」


ki「…んっ、!…」




s「これで痛みはひいてくるはずだよ〜」








y「ミツ、口開けて。見るだけだから。」


渉は小さく開いた口を大きく開かせた。


y「…んー、」

暗くて見づらいかな、
俺がライトを当てた。




y「…あぁ、見つけた。」









左上の奥歯。


ぽっかりと大きく穴が空いていた。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 病系 , 兄弟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuzu_(プロフ) - ニカちゃんのお話ありがとうございます!楽しみにしてたので嬉しいです!これからも更新頑張ってください! (2022年2月10日 22時) (レス) @page50 id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
animal_12(プロフ) - なっつさん» リクエストありがとうございます^^* (2021年11月4日 23時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
なっつ - 北ニカの喧嘩みたいに最後は受け止めてあげるというかなんというか??だいぶ難しいラインだとは思うのですがぜひよろしくお願いします (2021年11月4日 7時) (レス) id: f4d3e2374c (このIDを非表示/違反報告)
なっつ - 風邪ひいちゃった時とかはだいぶ治ってきた時に、辛かっただろうけどちゃんと怒ってやらなきゃみたいな感じで心を鬼にしてというかなんというかみたいな感じです! (2021年11月4日 7時) (レス) id: f4d3e2374c (このIDを非表示/違反報告)
なっつ - リクエストです!今アップ途中の話みたいに伝達し損ねたりとか抱え込んだりとかでガヤさんが北山さん横尾さんに怒られて、終わったあと2人に甘えるみたいな要素を、どの話でもいいので盛り込んでほしいです!他のメンバーのバージョンでも見たいです! (2021年11月4日 7時) (レス) id: f4d3e2374c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:animal_12 | 作成日時:2021年9月20日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。