SevenWishes 7

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f｢今日は御馳走までして頂いて、ありがとうございました。｣

｢おぅ。
なにか不安なことあればいつでも聞いてくれ。｣


科長さんがご飯に連れて行ってくださった。








我らの小児科科長さん。
来月には海外へ飛び立ってしまう。


それからは俺が科長を引き継ぐこととなった。
今の気持ちは、
嬉しさ半分、プレッシャー半分。
…てな感じかな。




タクシーを二台呼んで、別れの挨拶をしてそれぞれ乗り込んだ。








これからは俺が責任を持って引っ張ってかないと。



そんな期待と不安を背負い、
車窓を流れる夜景を眺めた。


















タクシーが走り出してから数分。


ちょっとお腹に違和感を感じた。


冷えたのかな、


まぁ今はそんなに痛くないし、
あと15分くらいで着くから大丈夫だろう。




その時はそう思い、
意識を他に向けようと目を瞑った。


























…っ、やばい、





f｢あの、ここで降りますっ、｣





すぐに運転手さんにお札を何枚か渡し、
お釣りは要らないと伝え、

タクシーから飛び降りた。
















f｢……っ、…ｹﾎｯｹﾞﾎｯ､…ｵｴｯ､｣











急に襲ってきた吐き気に我慢出来ず、
路上で吐いてしまった。






…なんだろう、食あたりかな、、







腹痛もかなり酷くなってきた。















途端に、…不安になってきた



スマホを取り出し、兄弟に連絡しようとしたが、
手を止めた。


もうすぐで0時になるし、


きっと寝てるし、起こしたら悪いよな。











スマホをポッケに戻し、


お腹を擦りながらゆっくりと歩き出した。

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