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f side


後は、健永と高嗣だな。

大丈夫だろうか。






2「…ちょ、健永っ、」


s「やだ!やんないっ、…」



y「大丈夫?」



2「…消毒しようとしたら、させて貰えなくて、」


y「いいよ、高嗣ちょっと休んでな。」






健永の身体を抑えた。

s「…んんっ、やぁっ、」


f「ごめんね、すぐ終わるからね〜」


y「健永、ちょっと見せてね〜」





s「…んーっ、…あぁっ、……」



渉がサッと消毒をして、
包帯を巻き付けた。




y「終わりだよ〜」


f「良かったね〜」






それでも、健永の瞳から涙が零れ落ち続ける。


f「どした?まだどっか痛い?」




健永はフルフルと首を振った。






s「……っ、もうやだ、…
…みんな、……こわいっ、…うぅっ、…」






そうだよね、
怪我だけじゃなく、
心もいっぱい傷ついちゃったよね。




f「うんうん。怖かったね。
もう大丈夫だよ。怖いことないからね。」






抱き寄せて優しく声を掛け続けるけど、


なかなか眠ってくれなくて。























「健永」





高嗣が俺達の方へ来ていた。


俺の胸に顔を埋めていた、健永がそっと顔を上げた。






2「…健永、ありがとな。
俺の事守ってくれて。」





渉に手当して貰ったんだろう。
高嗣の手首には包帯が巻かれていた。





高嗣が健永の事を優しく抱きしめた。










f「高嗣も、健永も、
よく頑張った!

ありがとう。」



2人をギューッて抱きしめた。








2「…俊哉、早く目覚ましてくれないかな、」

s「…そしたら、みんな、げんきになるよね」


2人から不安そうな瞳を向けられた。




y「…あぁ。大丈夫だよ。
俊哉は、絶対目を覚ますよ。」


俺がどう応えればいいか迷ってると、
渉がビシッと言ってくれた。
















高嗣と健永が並んで眠っていて、
毛布を掛けてあげた。











視線を移すと、
渉が俊哉の手を両手で握っていた。

まるで祈るように。


y「…俊哉、みんな待ってるよ。」











俺も反対側に腰掛けて、俊哉の手を握った。



y「…太輔」


f「俺も俊哉に伝える」






俊哉の手を取って強く握った。










































早く戻っておいで。


みんな、俊哉に会いたがってるよ。

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作品ジャンル:タレント
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名無し0810号(プロフ) - 新しいお話待ってました!続きも楽しみにしてます! (2021年7月4日 7時) (レス) id: 63fb975b40 (このIDを非表示/違反報告)
animal_12(プロフ) - みやたかさん» 了解です! (2021年5月29日 3時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
みやたか(プロフ) - animal_12さん» 内容付け足しで渉くんが宥めようとしてもダメで俊哉くんが落ち着かせる話でお願いします。 (2021年5月28日 9時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
animal_12(プロフ) - はーたんさん» リクエストありがとうございます^^* (2021年5月28日 7時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
はーたん - 玉森きゅんが健康診断受けるお話が読みたいです!!! (2021年5月27日 19時) (レス) id: d144248863 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:animal_12 | 作成日時:2021年3月12日 2時

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