SevenWishes 7

・ ページ22

m side



やっちゃった…




裕太、俺の事心配してくれてたのに、




あんな酷いこと、





何やってんだ俺。


























あの後の午後の診察も、当直も、


またくだらないミスを何度かして、



看護師さんに嫌味言われて。












やっと、全てのカルテ修正も済んで、


その頃にはもう朝が来ていた。





まだ家に裕太いるかな、



居たらちゃんと謝ろう。
































家に着き、



リビングには、




裕太と宏光が朝食を食べていた。







m｢ただいま｣


ki｢おぅ、おつかれ｣







ふぅ…と息を吐き、

黙々と食パンを食べていた裕太に近づいた。





m｢……裕太、…あの、｣






すると、裕太はスっと立ち上がった。




t｢ミツ、俺先出るね。｣







ki｢…お、おう。｣




裕太は、すぐに家を出ていってしまった。



急に声掛けられたミツも目を丸くしていた。






























ki｢珍しいじゃん…なんかあった？｣




m｢んーん、…なんでもないよ、｣


俺は、いつもの笑顔を貼り付けて答えた。


ki｢何もなかったら、あんな態度取らねーだろ｣





m｢………｣






ki｢…へんはへもした？｣
(喧嘩でもした？)



パンを口いっぱいに詰め込みながらも、
俺にそう尋ねた。




m｢……まぁ、そんなとこ、、かな、

おれが悪いんだ、

後でちゃんと謝るよ、｣









ki｢…そか


俺もそろそろ出るわ。
早く仲直りしろよ〜｣




手をひらひらとさせて、

家を出ていった。














昨日のは完全に俺が悪い。





午後から出勤だけど、


ちょっと早めに行って裕太に謝りに行こう。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す