SevenWishes 7 (ページ20)

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m side

午前の診察は終わったんだけどさ、

なんか、忘れてるような気がするんだよねぇ…

んー、……何だっけ？

そんな事をずっと考えていたら、

裕太が来ている事に気づかなかった。

大事なカンファがあることもすっかり忘れてたし、、

裕太に腕をひかれ、走った。

m｢…遅れて、ごめんなさい！｣

y｢…で？なんで遅れたの？｣

m｢…あぁ、えっとぉ…｣

忘れてたなんて…やばいよね、

t｢午前の診察が立て込んでて忙しかったんだって。｣

s｢大変だったんだね～｣2｢おつ～｣

ki｢よし、揃ったし、始めるか。
今日の担当は、太輔と健永、よろしく。｣

sf｢はーい｣

m｢…裕太、どうして、｣

t｢いーから普通にしてろよ。｣

ki｢俊哉、ちょっと｣

カンファの後、ミツに呼び出された。

ki｢田中さん…どうだった？｣

m｢…田中さん？｣

ki｢今朝、頼んだじゃん？｣

…あっ、！

今朝、出勤した時、

ki｢あ、俊哉～｣
m｢…ん？｣
ki｢俺の担当の田中さんにさぁ、気になる症状があって、午前の空いてる時でいいからさカウンセリング頼んでもいい？｣
m｢うん、了解！｣

…あ～頼まれてたわぁ

m｢…ごめん、…行ってない、｣

ki｢なに、忘れてたの？｣

確かに、忘れてたけど、、

t｢だからぁ、今日俊くんは忙しかったんだって言ったじゃん。｣

ki｢…あぁ、行く暇なかったのか。ごめんな、
明日に頼んでもいい？｣

m｢ん、俺の方こそごめんね。｣

裕太とまたそれぞれの診察室へ向かう。

自分の診察室へ入ろうとすると、裕太に腕を掴まれ、ズカズカと中へ入ってきて、ベッドに座らされた。

m｢…ちょっ、裕太、？｣

t｢熱測って。｣m｢いや無いから｣

t｢はぁ…動かないで｣
脇に挟まれて、抑えられる。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
音が鳴って確認すると、裕太の表情が曇った。
m｢だから、無いって言ったじゃん。｣

t｢でも、今日はもう休んで。｣
m｢いや、大丈夫だって｣
t｢…勝手に仕事してたら許さないから。｣
強引にベッドに寝かされ、毛布を掛けられた。