SevenWishes 7 (ページ13)

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m side

裕太がもう椅子に座ってることに感動…

相｢お口開けれるかなー？｣

t｢…んんっ、｣

ぎゅっと目も口も閉じ、フルフルと首を横に振る。

相｢裕太くん、見て？
これ、鏡ついてるやつね。

まだ痛いことしないよ～｣

t｢…ほんと？｣

相｢うん、約束。
見せてくれるかな～？｣

t｢……ぁ、｣

相｢おぉ、すごい！えらいね～｣

裕太が開けた口はほんとに小さかったけど、
雅紀さんはいっぱい褒めてくれる。

相｢…あ～右下7番だね、C3かな、

まだ閉じないでね～

歯式言ってくね。｣

二｢はい。｣

相｢右下から、6番○、5番がC2、…

次、左上から、7番斜線、6番C1、
5番は～…C2かな…

はい、終わりね。｣

二｢虫歯は…7本ですね、｣

相｢今日は、一番大きい右下の治療しようか。

ニノ、レントゲンと表面麻酔までよろしく、｣

二｢はーい
裕太くん、一緒にレントゲンのお部屋行こうね～
あ、ぬいぐるみは置いてこうね、｣

t｢バイバイ、｣

ki side

手招きをされて、
俺達は雅紀さんに着いて行く。

相｢…なるべく痛くない治療してあげたいんだけど、
炎症が強いからね、
麻酔が効きにくいかもしれないんだよね、｣

これからの治療に使われるであろう道具を用意しながら、雅紀さんは話す。

相｢…あ、きたきた、｣

レントゲンの写真が送られてきたみたい。

俺達も視線を移す。

相｢んー、かなり進行してるね、

ギリ神経は残してあげれるかも。

治療の手は止めれないから、
ふたりは味方でいてあげてね。｣

kim｢はい。｣

レントゲンが終わって、
和さんと裕太が戻ってきた。

二｢…よし、じゃぁ椅子座って～

お口開けれるかなー？

お、えらいね～
お薬塗ってくね～｣

裕太はというと、
恐怖心が無くなったのか慣れてきたみたい。

二｢よし、じゃぁちょっと休憩ね。｣

和さんは、雅紀さんに呼ばれた。
きっとこれからの治療についてだろう。

ki｢裕太泣かないで出来て偉いな～｣

t｢へへ、そうでしょ！
頑張ったら、ご褒美だもんね！｣

m｢裕太は強いな～｣

もう兄ちゃんは感動だよ。

お前が今抱いてる黄色いの100体くらい買ってやりたいよ。