思春期編2『大介が、初めてお酒を飲んだ日。』�� ページ39
照「部屋まで運びます、」
蓮「俺、預かるわ、」
照「抱っこできんの？」
蓮「よっと、」
(照→蓮 姫抱っこリレー)
照「大丈夫か？」
蓮「へーき、」
カッコ良すぎるひかる君に嫉妬して、
大介を連れて帰ってきてくれたのに、
ありがとうも言わずに、大介を引き取った。
(姫抱っこして階段を登る蓮)
母「ありがとうね？あとはうちで、」
照「あ、はい。
...蓮デカくなりましたね、
大介のこと持ち上げられるんだ。」
母「ああ、身長も体重もねー、もう蓮の方がおっきいのよー、笑」
照「そうみたいっすね。明日も授業一緒なんで、また朝迎えに来ます、」
-大介の部屋-
大「んんん...」
蓮「よいっしょっ、」
(ベッドにおろす)
大「ぅー、ひかる、今日ずっと隣にいて？
また先輩がぁ、お前飲めって、言ってくるかもぉ、」
ぎゅっ
(目を瞑りながら、蓮の服を握る)
大「ここいて、ひかる...」
蓮「...もう大丈夫だよ？」
ひかる君では。ないけど。
大「...(ウトウト)」
おっきくなってからは、
したことなんてなかった。
そっ
蓮「よしよし、」
そぉっと、桃色のおでこを撫でてみた。
大「んん。」
ひかる君に感謝しないとな。
ひかる君いなかったら、
大介、今日どこに泊まったんだろう、
...こわ...
大「んー、ひかるー、いるー？1人にしないでよー、」
蓮「...いるよ。」
大「良かったぁ、」
ネックレスをあげたところで、
俺は、大介に何もしてあげることができない。
守ってあげられないんだ、
...弟、なんかじゃ。
蓮「大介、ひかる君がいいんだよね？
...好きなんだよね？」
大「んー、眠たいー、」
そりゃ、
あんなにかっこよかったら、好きだよな。
蓮「はぁ...(ため息)」
大「んん。のど、からぁい、」
蓮「大介、お水飲む？」
大「(ゴクゴク)」
(背中をさする)
蓮「大丈夫？大介？」
大「うっ、気持ち悪いけど、はけない、
お腹いたあい、」
(お腹をさする)
大「ひかる、ありがと、」
蓮「うん...」
飲みかけのお水を、テーブルに置いて、
振り返ったら、
ぱちっ (目が合う)
大「..ぇ？蓮？？なんでぇ？」
蓮「ぁ、うん。ごめんね、ひかる君じゃなくて。
部屋まで運んで、流れでそのままいた、」
大「✨✨蓮だあ！！✨✨」
蓮「うん、」
大「んふー！久しぶりに部屋入ってくるなんて、
俺に甘えたくなったんでしょ！」
は！？
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
