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とあるタイの夜 *前編*3 ページ29

佐久間side

めめに差し出された手のひらに、手をのせたら、
あっという間に恋人繋ぎになってた。

指の付け根まで、ぎゅっとつながれて、なんかくすぐったいし、
恥ずかしくなって下を向く。

てか、なんで?
俺、不安そうなの、顔に出てた?

.....情けないなぁ。


黒「佐久間くん、怪我しないでね?集中しようね。明日。」

桃「うん。」

黒「一緒にがんばろうね。」

桃「うん、がんばる。....ありがとね?俺の方が年上なのになぁ。
  励ましてもらっちゃった....」


めめは、それからあんまり話さなくて、
ずっと俺のこと見てる。

でも、その視線があったかくて、
ちょっとぶつかった肩からも、
繋いでる手からも、

明日がんばろうねって、
気持ちが伝わってきた。

嬉しくて、なんか安心して、めめの肩に頭をのっけて、
ぼんやりしてたら、

ラウの、シャワーの音が止まった。

ラウ、もう少しで、戻ってきそうだな。
何気なく、風呂の方に目を向けたら、

ぎゅっと、手を握り直された。


黒「なるべく俺、佐久間くんのこと守れるように頑張るからね?」

桃「う、ん...。ね、めめ、」


....ラウに、この感じ見られたら恥ずいな、

そんなこと考えてたら、
反対側のめめの手が伸びてきて、

ふわっと前髪を撫でられた。


へ?


優しく揺れる、まんまるの黒眼。


綺麗な二重だなぁ...


めめの顔が傾いて、目の前に....

....ん?

....え?....うそうそ、.....めめ?!



前編end

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作者名:Aries | 作成日時:2020年5月23日 23時

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