＃18.無糖のケーキは美味しいのか ページ21
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今年もあと少しに迫った、今日で仕事納めの日。
２時間くらいは残業になるかなぁ…と思っていたけど、意外とスムーズに仕事が進み、定時の30分後には仕事を終えることができた。
だから、今年も一年お疲れ様、ということで、智くんのお店に向かうことにした。ぱーっと飲んじゃお、という気分。
「あっ、Aちゃん！いらっしゃい！」
ドアを開けて中に入れば、いつものように智くんのマイナスイオン全開の笑顔に迎えられた。
やっぱりココは私の憩いの場だ。癒される。
「智くんこんばんはー」
挨拶を返して、いつもの定位置。カウンター席の左から二番目の席に歩を進めている途中で、その席のすぐ右隣に腰掛けている男の人がいることに気付いた。
どこか見覚えのある姿だと思えば、次の瞬間にその彼が私の方に首を捻って振り返った。
パチリ、と目が合う。
「あれ、Aちゃん」
少しだけ目を丸くして、驚いたような表情で私を見据えるのは、翔くんの友達であり、潤くんの同僚でもある二宮さんだった。
まさかココで二宮さんに会うなんて夢にも思わず、きっと私は二宮さん以上に驚いた顔をしているに違いない。
「二宮さん…びっくりしました」
「ふふ、めちゃくちゃびっくりしてるのは顔見れば分かるよ」
緩く口角を上げて、くふふっと面白そうに笑う二宮さんが「一人？」と訊くから、何も考えずにコクコクと頷けば、「じゃあとりあえず座る？」と自分の左隣の席に座るように促された。
元々その席に座る予定だったから、二宮さんに言われた通りに、いつもの定位置にコートを抜いで腰を下ろした。
何だか変に緊張するのはどうしてだろうか、なんて思っていれば二宮さんの目がこちらに向いた。
「あとで翔さん来るよ」
目が合うと、二宮さんがにこっと微笑みながらそう言った。
相変わらず可愛らしいな、と頭の片隅で呑気に思っていた思考が瞬時に吹っ飛ぶ。
えっ…待って…！翔くん来るの？
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にゃん(プロフ) - 続きを書いて下さってありがとうございます。足が遠のいたり書けなくなる人の気持ちも分かるので更新して頂けると凄く嬉しいです(*'▽'*)♪ (2022年11月27日 0時) (
レス) @page36 id: b010e36986 (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - 更新めちゃくちゃ嬉しいです！！待ってました！！またゆる〜く待ってます♪ (2022年11月7日 0時) (レス) @page36 id: 8aa8752128 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 待ってる人ちゃんといますよ！更新ありがとうございます！ (2022年11月6日 12時) (レス) @page36 id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 妃紀さんお久しぶりです。更新ありがとうございます🤗とても嬉しかったです👏👏😍 (2022年11月6日 9時) (レス) @page36 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 今晩は。続きが読みたいです (2021年10月23日 22時) (レス) @page32 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃紀
| 作成日時：2019年8月25日 22時
