13粒 ページ13
.
5人で湯船に浸かり、コネシマさんは入るなり俺にお湯をかけてくる。浮かない顔をしていたのがバレたのだろう。お湯が顔にまとわりつきぽたぽたと水滴が輪郭のラインに沿って落ちていく。
それに普通に頭にきた俺は思いっきり湯船のお湯をかき分けてかけてやる。そんな中で隣で笑っていたシャオさんにも被害が及んだ。
sho｢んぶっ、俺関係あらへんやろ！！｣
syp｢優雅に笑ってたの誰ですか｣
zm｢ロボロこっちに被害来る前に上がろうや｣
kn｢よーしショッピ君がその気なら桶でやったるわ！！｣
syp｢ちょ、呼んでないんでほんとそういうの！｣
rbr｢せやな、出よか。｣
コネシマさんはお湯を汲んで桶満タンに入れると、浴場なので当たり前だが濡れて滑りやすくなっている床で思いっきり転ぶ。
手に持っていた桶はひっくり返ってゾムさんにヒット。あちゃー…とシャオさんが声に出して数秒後
zm｢おらお湯に溺れさせてやるよお前ら！！｣
rbr｢おい待てゾム！！その水鉄砲どこからって俺にも飛ばすなや！被害者やろ！！｣
sho｢逃げるぞショッピ！｣
syp｢シャオさん引っ張らんで、ちょ、すべ、滑るんでほんとに！！！｣
kn｢ｱｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ！！これやなぁ！｣
出ようにも出られず、お風呂の中で暴れ散らすと騒ぎを聞き付けたトントンさんが浴場に駆けつけた。そのトントンさんの姿を見た俺達は一瞬で動きが止まり、冷や汗をかきはじめた。
その瞬間、外が雷が鳴ったようなそんな気がした。
tn｢というわけで反省文3枚な。｣
kn｢ちょ、学校やないしなんで反省文とか｣
tn｢あぁ？｣
kn｢…ナンデモナイデース…｣
zm｢めんどくさいな反省文とか…あー進まへん！！何書けばええか忘れたわ｣
syp｢ホンマに先生みたいな人ですよねトントンさんって。｣
5人で会議室を占領して反省文を書いていたが、簡単な言葉を並べて一足早く終わってしまう。じゃあ失礼しまーす、と手を振りながら出ていけば、シャオさんは唸るような声で俺の名前を呼んでいる。ロボロさんは少し可哀想だが最終的にはヤケになってたしな、と思い出しては少し笑えてきて笑を零した。
騒がしいけど安心する。いつしかグルッペンさんが言ってたのはこういうことかと、胸を抑える。
トントンさんにも渡したので部屋に戻ろうと思っていては廊下で体育座りをしている人を1人見つける。
syp｢…Aさん？｣
『しょっぴ、くん…？』
それはあの人で、目を見開いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 599人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
【d!】トリップでファンタジーなRPG世界でぶらり旅part2
機関室勤務の私とツーマンセル！ ［wrwrd］［zm+shp］
ヒロインかと思えば、親友ポジでした【d!】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きらら(プロフ) - 完結したっ…いい終わり方でしたァっ…ガチ目に泣きました… (2019年11月22日 5時) (
レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - びりびりしますね、更新楽しみにしてます。ぞくぞくして面白いです (2019年11月4日 23時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - ひくん大好きです！四ツ谷さんの小説好きなので更新待ってます！ (2019年9月23日 21時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - いっぱいちゅき… (2019年9月13日 21時) (レス) id: da8d83ddba (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 本っ当に四ッ谷さんのぴくん好きです！更新頑張って下さいっ！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: b039efaad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
