1粒 ページ1
.
元はコネシマさんの率いる部隊に入ってた。でも接近戦よりも銃とか、弓を扱う方が得意やなって思い始めて、ゾムさんもコネシマさんから紹介してもらって。
この2人のお陰で俺は周りも自分も驚かせるぐらいに成長することが出来て、幹部というまさかの地位に辿り着いた。
それで幹部になって、1人だけ女の人がその中に居るんだと思い出した。
最初はその事実が信じられなくて、色目でも使っとるんかって思ったけどあの総統のことだから無いかといつもの様に思考を切り捨てておく。
ut｢ショッピ君よな、コネシマとゾムからはよう聞いとったで。よろしくな。｣
syp｢よろしくお願いします大先生。｣
ut｢そうそう、最強トップ3を争うぐらいの…｣
syp｢嗚呼、女たらしとしては天下一なんスよね｣
ut｢シッマ殺してくるわ。｣
この人も中々に話のわかる人だ。女たらしだからなのかは知らんけど割と真面目に話を聞いてくれる人ではあった。大先生、周りからは時々鬱とも呼ばれているらしい。
この人も喫煙者らしくウマが合う。ヘビースモーカーなのも少々意外だ。
俺これよく吸ってますよ、とショートピースを差し出したその時、後ろから大先生、と呼ぶ凛とした声が聞こえてきた。
大先生の後ろには飛び切り綺麗な人が居って、少しの間目を奪われる。
『…あ、ごめん、お取り込み中だった？』
ut｢いや、寧ろ丁度良かったわ。この子がコネシマの後輩のショッピ君やで｣
『あー！君がショッピ君か！』
掌にぽん、と片方の拳を置いて、思い出したように言う。…名前は、知ってる。時々周りの兵から話は聞いてたし、コネシマさんやゾムさんの口からも出た。
…A、さん。
書類仕事も真面目にやる、オマケに強い。
ゾムさんがまたAがまた腕上げとったとか、コネシマさんは書類の仕事で怒られたとか言ってたっけ。あまりにも2人の口からその人の名前が出てくるので嗚呼そういうことかと納得した。
『私は』
syp｢コネシマさん達から聞いてます。Aさん、ですよね。｣
『あれ、アイツら言ってたの？何？悪口？』
syp｢え、いやいや｣
『あっはは、嘘だって！本当に悪口だったら面白いんだけどねー、生憎そういう奴らじゃないし。』
ut｢まぁそういうこと。こんな人やけど有能やからショッピ君も頼り元にするとええで｣
『大先生は城下町に降りる前に書類ね』
その後よろしく、と握手を求められ握手したのだが何故か感じた事が1つ。
俺、この人苦手や
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 599人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きらら(プロフ) - 完結したっ…いい終わり方でしたァっ…ガチ目に泣きました… (2019年11月22日 5時) (
レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - びりびりしますね、更新楽しみにしてます。ぞくぞくして面白いです (2019年11月4日 23時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - ひくん大好きです！四ツ谷さんの小説好きなので更新待ってます！ (2019年9月23日 21時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - いっぱいちゅき… (2019年9月13日 21時) (レス) id: da8d83ddba (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 本っ当に四ッ谷さんのぴくん好きです！更新頑張って下さいっ！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: b039efaad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
