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今日から文化祭。何処か心待ちにしていたその日は、いつも通りに過ごしていたらあっという間に来てしまった。いつも通り準備をしていると家のチャイムが朝から鳴る。
少し驚いてインターホンを見てみたら見慣れた人影が映り込んでいる。
『なんで来てるの…ゾム。』
zm｢いや、折角の行事やし偶にはな｣
『……すぐ準備するから待ってて。』
zm｢ん。｣
まさか来るなんて想像はしていなかったので、いつも通りササッと母に書き置きを残してから家を出る。玄関先で待っていたゾムは私が来るとふと微笑み、隣に並んだ。
すっかり冷たくなった風が私の頬を掠めて通り過ぎていく。
もう冬だなと感じる。私達の横を元気そうに走る小学生が追い越した。
zm｢今日誰と文化祭廻るん？｣
『今のところトントンが誘ってくれてるんだ。優しいよね。』
zm｢…トントンの後は俺じゃダメか？｣
『…え、』
zm｢トントンもクラスの出し物の当番回ってくるやろし、な？｣
『えっと…じゃあ、』
zm｢よし、決定！｣
ご機嫌に鼻歌を歌い始めたゾムは、絵に書いたような満面の笑みを浮かべている。それが移って少し笑ってしまうと、バス停に着いて話を広がる。
お互いのクラスの出し物や、明日の話も。明日は今日以上にコンテストや大会があるらしい。どうやらコネシマや大先生、グルッペンさんまでもが明日ある遊戯王カード…？を使った大会に出るという話を聞いた。
ここら辺は男子高生だな、と楽しそうに話してくれるゾムを見つめる。
zm｢…なんか顔についとる？｣
『ううん、楽しそうに話すなって。やっぱり好きなんだ、みんなのこと。』
zm｢あー…まぁ付き合いも結構長いし。楽しいのには変わりないから。｣
『そっか。』
zm｢…勿論、お前もその1人やで。｣
『え…』
zm｢あ、バス来た。｣
乗ろ、と手を引かれて半ば無理矢理話を終了される。バスに乗り、隣はゾム。この時間は少しだけ空いていて、私達が座っても空いてる席は残っていた。
ゾムは隣でイヤホンをして、学校までの道程をスマホのパズルゲームで時間を埋める。私も暇でそれを覗き込めば、片方のイヤホンを無言で私に差し出してくれる。
受け取ってから耳に差し込むと、明るい音楽が流れ込んできた。
ステージでは、どんどん奥に進むと難しくなる。ゾムが顎に手を添えた時、気がついた自分は指を指してから軽く示してみた。
ゾムが気がつけると無事ステージクリアする。その瞬間に2人で顔を見合わせて微笑んだ。
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我々色 - tn落ち...ありがとうございます！次回も楽しみにしてます！できれば、tn落ちを...wこれからも、頑張ってください！楽しみにしてますね！ (2020年4月7日 0時) (
レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 次回作も楽しみに待っています。これからも頑張って下さい。 (2019年6月2日 19時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 今まで更新お疲れ様です。とても面白かったです。 (2019年6月2日 19時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 私が気になっただけなので大丈夫ですよ (2019年6月2日 19時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - アルバートさん» 間違えてますね、すいません。指摘ありがとうございます (2019年6月2日 19時) (レス) id: 2106793cf6 (このIDを非表示/違反報告)
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