ななじゅう。 ページ20
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ショッピ君が貼ってくれた後、何人かの兵が俺の所に訪れた。なにやらお礼を言いに来たらしい。
「ほんとに、話を聞いた時流石ゾム大佐って感じでした!!」
zm｢ありがとう。…でもちょっと長引いたんや。すまんな。｣
「いえ、普通だと何日もかかる戦争がこんなにも早く、3日で終わったんです。僕達の星ですよ。」
それに賛同するかのように周りにいる兵はうんうんと頷く。カーテンの奥にいる彼女のおかげでもあると言うのに、こう自分だけ言われては悔しくなった。
それでも光るような目を向けてくれる兵達にはそんなことも言えず、ただお礼の言葉を繰り返した。
「大佐1人でここまで、」
zm｢1人やない。｣
「え…？」
zm｢1人で、ここまで出来るわけないやろ。…ちゃんと一緒に行った奴が居るんや。｣
「そ、そうでしたか…!!」
「無礼なことをしてしまい、申し訳ございませんっ…」
その言葉で、自分の様子が可笑しくなる感覚がわかる。このまま彼女が居なくなったら、これは俺一人でやったことになるのか？
想像をしてしまうと、それが止まらなくなる。呼吸は短くなり、打たれた時の彼女の顔を思い出す。
目を見開いて、
声をふるわせて、
今にも、消えそうな表情で、
『たいぢょ、大丈夫、ですから、』
早く、
zm｢A、っ、A…っ!!!｣
Aが、ほんとに死ぬかもしれない。
過呼吸を繰り返せば、周りの兵士が慌てるような声が聞こえる。しかしそんな中、1つの煙草の匂いが鼻を掠めた。
それは先程話していたショッピ君で、俺の肩を掴みながら視線を交わす。怒鳴り散らすように声を荒らげていて、何処かぼんやりと聞いていた。
syp｢しっかりしてください！ずっと傍に居たゾムさんがそんな調子でどうするんですか!!｣
zm｢ショッピ君…｣
syp｢大切な女なんやろ、だったら信じることぐらい、容易いことなんとちゃいますか。｣
Aを、信じる…。
隊長、といつも呼んでくれる彼女の顔を思い出すと泣いてしまう。目元を腕で隠して、嗚咽を漏らしながら。
きっと彼女は、戦争が終わった今でも戦ってくれてる。
syp｢信じましょ。俺もAさんとちゃんと話がしてみたいです。｣
zm｢…惚れんなよ？｣
syp｢当たり前ですよ、惚れたら俺の命持ってかれそうですしね。｣
くす、と笑ったショッピ君につられて、自分も笑ってしまう。
早く起きてや。それで、俺の話を聞いてほしいねん。今度は逃げずに、伝えるから。
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霊的なワカメ - 完結おめでとうございます！最初から読んで、あとがきよんだらもう涙が…もうゾムニキちゅきになる(( (2019年9月5日 18時) (
レス) id: b0bd222af1 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後のぐるさんとトン氏のおめでとうの言い合いがなんか心に響いて泣きました。。 (2019年4月23日 20時) (レス) id: 0e6fc5e8be (このIDを非表示/違反報告)
七海の狐(プロフ) - 完結おめでとうございます！！初コメ失礼します！最初の方からお気に入り登録をして、更新を今か今かと、とても楽しみに待たせていただいてました！！最後までとても面白かったです！！これからも頑張ってください！！前もこれからも応援してます！！ (2019年4月3日 23時) (レス) id: 016f4e96b2 (このIDを非表示/違反報告)
かえで@チョコ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら応援させていただいてました！作者様の書く話は全部面白くて、更新を楽しみにしていました。これからも頑張ってください！ (2019年4月3日 15時) (レス) id: 5f37b2aaaf (このIDを非表示/違反報告)
ルナ・エイヴェル - 完結おめでとうございます！いやぁ…最高ですね←毎回更新がされるたび叫びながら読んでました！新作も面白いです！これからも活動頑張ってください！お疲れさまでした！ (2019年4月3日 12時) (レス) id: ed12923335 (このIDを非表示/違反報告)
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