ろくじゅうさん。 ページ13
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戦争の前夜、私は落ち着きがなかった。…最初私は防衛に回る。コネシマ大佐やシャオロン大佐が隊長の軍も引き持ってくれるらしい。
それには何度も頭を下げさせて貰った。自分の軍隊でもない兵達を率いて貰うなんて、身分の低い私からしたら申し訳ない、有難い以外の何者でもないから。
隊長がよく容れてくれるココアを作って飲んでみても、寝れるように本を読んでみても瞼は重くならずに刻一刻と時間は過ぎていく。
もう短い針は11と12の間に居て、短く息を吐いた。
戦争が決まってから消灯は打ち切りとなった。起きている兵が多いらしい。トントン書記長、総統閣下ですら起きている。
そんな調子で、平気なのか。自分が口に出せるワケもない事を心の中で呟いては窓の外に目を向ける。
空には星が見えて、真っ二つに割れた半月が見えた。
嗚呼、ダメだ、目が冴えて眠れない。いっその事ちゃんとベッドに潜って意地でも寝た方がいい気がする。ぼす、という音と共に、天井の方を向いて背中からベッドに倒れ込む。
眠たくはならない。でも心地はよかった。寝具を発明した人に拍手したいくらい。
眠たくはなくても疲れてはいる。寝よう、寝なきゃ。そう言い聞かせて瞼を閉じたその時、ドアをノックする音が聞こえてきた。
『…誰…？』
確認もせずに、そのままの格好でドアを開ける。もしかしたら今寝れたかもしれないのに。ちょっと不機嫌なのを抑えつつも、ドアを開けてみると、そこにいたのは隊長。
目を見開いて、自分の格好を確認してみる。普通に部屋着の自分は、焦って隊長から謝ってしまう。
『すすす、すいませ、隊長っ…!!』
zm｢…急に来たのは俺やし。ええよ、そのままで。…なぁ、部屋ん中に入れてくれたりせぇへん？｣
『…部屋で何かあったのですか…？』
zm｢ん〜。部屋でなんかあったって言うか、俺になんかあったって感じ。｣
そう言い出されるとポカン、としてしまう。隊長になんかあった…？
まさか熱じゃ…!??!いや、見えないだけで何処か怪我した可能性も…!?そう思い込んでいると、まじまじと隊長を見つめてしまう。
その視線に気がつくと、あー、と隊長は声に出した。
zm｢怪我、とかじゃないで。うん。｣
『………ほんとですか？』
zm｢ほんと。そんな信用ならへん？…まぁ来た理由としては、落ち着かなかった、からかな。｣
Aのとこ言ったら、落ち着ける気がして。そう言われて、胸が高鳴る。
また、期待してしまいそうだ。
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霊的なワカメ - 完結おめでとうございます！最初から読んで、あとがきよんだらもう涙が…もうゾムニキちゅきになる(( (2019年9月5日 18時) (
レス) id: b0bd222af1 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後のぐるさんとトン氏のおめでとうの言い合いがなんか心に響いて泣きました。。 (2019年4月23日 20時) (レス) id: 0e6fc5e8be (このIDを非表示/違反報告)
七海の狐(プロフ) - 完結おめでとうございます！！初コメ失礼します！最初の方からお気に入り登録をして、更新を今か今かと、とても楽しみに待たせていただいてました！！最後までとても面白かったです！！これからも頑張ってください！！前もこれからも応援してます！！ (2019年4月3日 23時) (レス) id: 016f4e96b2 (このIDを非表示/違反報告)
かえで@チョコ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら応援させていただいてました！作者様の書く話は全部面白くて、更新を楽しみにしていました。これからも頑張ってください！ (2019年4月3日 15時) (レス) id: 5f37b2aaaf (このIDを非表示/違反報告)
ルナ・エイヴェル - 完結おめでとうございます！いやぁ…最高ですね←毎回更新がされるたび叫びながら読んでました！新作も面白いです！これからも活動頑張ってください！お疲れさまでした！ (2019年4月3日 12時) (レス) id: ed12923335 (このIDを非表示/違反報告)
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